MS、GMの自動運転開発に出資 ホンダは追加、計2千億円超
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自動車産業は石油産業がなければ成り立たなかったように、自動運転が当たり前になれば、クラウドサービスのGAFAMやBATいなければ、成立し得ないでしょう。
クルマというハードを売る時代から、自動運転、ロボットタクシーというサービスを売る時代になるのです。
Microsoftはコネクテッドカーでは既に自動車メーカーにAzureを提供しているわけですが、GMとしても出資を受け入れることで、EV生産など今後の投資を確保しようとしたのが、実態かもしれません。Azureの顧客としてGMは魅力ですし、GMが自動運転で成功すれば、Microsoftにも持続的な成長につながります。
ビークルOS開発にどの自動車メーカーも注力していますが、最終的に三つの陣営に集約されると予想されています。トヨタ独自のビークルOSも実際にはトヨタ1社に活用されるのではなく、パートナー自動車メーカーにも利用してもらうことになると思います。それでも、クラウドはIT巨人のインフラを活用し、SaaSでビークルOSを提供することになるような気がします。
EV化でバッテリー向けの資金も自動車メーカーにとって大きな負担であり、その上で自動運転などデータを活用したサービス開発など、自動車メーカーだけでできる競争ではなくなっています。
でも明らかなのは、速く変わらなければ、生き残れないということです。GMが変化のスピードを上げているということに、日本も注意すべきでしょう。
注目のコメント
GMとホンダの関係が一層深まっている。Cruiseには2018年に出資(①)、また②でまとめたが同年にはEV電池の共同開発、そして昨年はEV自体の共同開発なども発表。
そして、MSが入ってきた点が興味深い。自動車領域ではMSのAzureが結構クラウドプラットフォーム含めて強い印象(③~⑤)。一方、特定の企業への出資というのは、競合自動車メーカーからはどう捉えられるか?
①https://newspicks.com/news/3359385
②https://newspicks.com/news/4786097
③https://newspicks.com/news/3348398
④https://newspicks.com/news/5158534
⑤https://newspicks.com/news/5155727マイクロソフトは自動運転技術そのものよりも、それを支えるインフラ側を攻めていくのでしょう。手堅い戦略ともいえますが、かつてのベンチャー企業的スピリットは失われ、今や重厚長大型のIT企業になったのだということを、改めて感じさせるニュースです。
MicrosoftがGMからスピンオフした自動運転開発会社「クルーズ」に20億ドル出資。バリューは300億ドル。スピンオフしたのは凄く良い戦略だったよな〜 EVや自動運転は兎に角バリューが付く。日本の自動車メーカーも同じ戦略を取れば良いのに