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「グロース投資」であっても、事業の成長可能性、将来的な価値に基づいて投資判断しているのであれば、その巧拙はともあれ、「バリュー投資」と本質は変わらないのではないかと解釈しています。
対象企業の価値ではなく、市場のモメンタムに着目して高PER銘柄に投資することを「グロース投資」と呼ぶのであれば、それは「投機」と呼んで区別した方がスッキリするのではないでしょうか。
この点、スタートアップに対する未上場株投資であっても、より「バリュー投資」的なアプローチと「投機」的なアプローチがあります。同じ会社であっても、ラウンドや投資家によって両方のアプローチが混在しますし、それ故にステークホルダーの利害関係やベクトルがズレることも感じています。
個々のラウンドや投資家が、どちらのアプローチに即しているのかについて、経営者も投資家も、意識的であることが重要なのでしょう。
そもそも指標を使った割高割安、大型小型の2✖️2の4分法など投資コンサルが説明のために編み出したもの。
実際の投資では機能しない。
バフェットというとバリュー投資家の印象が強いと思うが、記事にあるように、PBRの低さなどに着眼したバリュー投資(シケモク投資)はチャールズ・マンガーとの出会いでやめている。そこから障壁(Moat)に注目して、長期での利益成長の確からしさ(Intrinsic Value)から割安なのかという考え方に代わっている。
「構造的に強靭な企業」という奥野さん・NVICのコンセプトはここにつながる(①)。2019年頃にPickしていた記事でもバフェットと絡めたコメントをしているので、興味ある方は併せてご参照いただきたい(②、③)。
①https://newspicks.com/news/5538648
②https://newspicks.com/news/3737396
③https://newspicks.com/news/4007120
企業の市場価格が本質的価値を下回るのであれば、市場価値をあるべき水準まで回帰させる能動策を展開することが現代の職業投資家には必須で、その意味でアクティビストやバイアウトファンドなどがバリュー投資の伝統を受け継いでいると思います。
大体のケースにおいてカテゴリやタグは自分でつけるものではないでしょう。自分でつける場合はペテン師か誇大表現の可能性を疑います
"20年前、赤字ながら急成長するアマゾン・ドット・コム株を保有していた著名なバリュー投資家に「なぜアマゾンを保有できるのか」と尋ねたときのエピソード"
創出されるキャッシュフローのリスクで判断するのが主流だと思いますが
PERが15くらいになっていたアップルへの4兆円弱の投資。今となっては12兆円ほどに。
あ、これはPBRの話か
村上ファンド(ベンジャミン・グレアム)的なアプローチを取るなら、PBRとうか資産価値に対する割安さを見るのは妥当だと思います。