「コロナ治療の医師や看護師にインセンティブを」医師が首相に進言
コメント
注目のコメント
いま起こってることを僕なりに分析する。
▼患者が増えコロナ病床が埋まる。コロナ患者の搬送先が見つからない状況が続く。人工呼吸器やエクモといった専門性の高いものではなく酸素吸入といった入院施設のある病院なら必ずあるようなものが使えずに死んでいる人がいるのだと思う。
▼一般病院は感染症の対応に慣れていないことで院内感染の不安がつきまとう上、コロナ患者を受け入れることで風評被害や経営上のリスクを追ってしまう。ので内部の医師や看護師が対応に前向きであったとしても経営者はなかなかOKしたがらない。
▼コロナ病床を増やすのを危機管理Aだとすると、コロナ病床が埋まった時に、酸素吸入を必要とするコロナ患者を見殺しにするのか一般病院で院内感染のリスクを負って対応するのかを判断するのが危機管理Bで、こっちはAより代償がある。
▼Aでは体育館に簡易ベッドを並べ酸素吸入が出来る程度の治療施設をもっと整備しておくべきだったと思う。救急車がとりあえず搬送する場がないと救急車も他の交通事故などに対応ができなくなる。
▼看護師とはいえ感染リスクがある。コロナ対応のようなことは多くのコロナ病棟で初めての経験で、専門家の指導のもとでマスクやら手洗いなど対策をする。設計&指導は特殊技能だが指導される側は特別ではない。なので看護師に頼りっきりの今の状態ではなく清掃や介護あるいは電話応対や弁当の買い出しなど分業して看護師の負担を軽減すべきだと思う。
▼新型コロナは年令によって健康リスクが極端に違う。危険性は20才< 40才 < 60才・・・これは明らか。ケアにあたる人を看護師偏重から介護士などに拡大した上で増員は20代を中心に編成すべきだと思う。
▼2類を5類にとかそういう極端なことより、もう少し柔軟に対応した方がいいと思う。医師や看護師あるいは病院へのインセンティブも必要だが、インセンティブが効くのは短期の激務であり、長く続くかもしれない超激務には効果が薄い。病院側の事情を考えると罰則は少し過剰かも・・。
▼僕は以上のような対応がいいと思うが、あくまで外野の意見。また元から『災害に犠牲はつきもの』という意識は多くが軽くは持ったほうがいいと思う。でないとイメージする理想とのギャップと被害で怒りや悲しみが増幅される。危機対応はそれ自体が通常とは違う意識と思考が必要で難易度が高い。