【長期投資】プロが見ている「強い企業」3つのポイント
コメント
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とても良くまとまっていて、結局は事業そのものの長期的な優位性が大事であるということで事業を見る仕事をしてる身からしてもそのとおり思います
もう少し広い視野では、NPでも何度か登場している、長期投資で「働く株主」を標榜しているみさき投資の新刊、「三位一体の経営」がとても良い本でオススメです
https://www.amazon.co.jp/dp/4478112258/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_t34aGb7CMRR48
下記は前著のときの記事
https://newspicks.com/news/1643040
ここで掲げられている「複利の経営(=投下資本に対してしっかり稼ぎまた次の投資をしていく)」は最近日経新聞でも何度か使われていますし、WACC、ROIC、ROA、ROEの関係を表した「みさきの黄金比」など、すぐに活かせるフレームワークも多く、専門的な内容をとても読みやすく書いてあります
注目のコメント
今回は「構造的に強靭な企業」の3要件を具体的に説明しています。
これは、長期投資先を選定する際の要件となるとともに、ビジネスパーソンが自らの企業のビジネスモデルを考える上でのフレームワークとしても機能します。このようなビジネスモデルの紹介は、我々のファンド「おおぶね」の月例メンバーシップカンファレンスでも取り扱っています。
また、前回コメントの多かった「複利効果」についても簡単に触れています。
「真の複利効果」とは、「企業価値」について効いてくるものです(一般的な株価ではない点に注意)。
真に強い企業が、自らが叩き出す利益を社外流出させずに、自らの強いビジネスに再投資することで時間の経過とともに企業価値を指数関数的に膨張させることを「企業価値の複利効果」といいます。これは結果として長期的な株価にも効いてきますが、あくまでもこの株価の複利効果は企業価値の複利の結果であるとの認識が必要です。
このプロセスを理解すれば、成長期のマイクロソフトがなぜ無配だったのか、Amazonがなぜ無配なのかが腑に落ちるでしょう。と同時に「配当を求めること」「利益確定をすること」がどういうことなのかを本質的に理解することができると思います。この理解は決して一般的な感覚とは相容れないものかもしれませんが、長期投資家としてはFinancially correctな理論としてしっかり押さえておくべきことなのです。
この論点については、別の視点から「長期投資を阻む壁」の一つとして次回も取り扱います。
お楽しみに。すごくわかりやすい企業価値の話。
香りの優良企業であるジボダンの例や、獣医が医者に比べて相対的に(リスクやコストに対して)アービトラージが効いている例、そしてティファニーのブランドによる銀製品の利益率のよさ(ハリーウィンストンのダイアが50%に対し70%) などが挙げられている。ネットの情報社会になり、こういった本質を見抜くのがますます簡単になってきてる。情報がより整理されれば、今まで一部の人が受けていた適切な長期投資の利益が、より広く全ての人が豊かになることにつながっていく。長期投資のポイントは正にこの3つだと思います。個人的に重要だと思っているのは、これらに加えて社長のリーダーシップです。ブレない経営理念を持っているか、芯の強い経営ができる人か、が重要だと思います。
それを判断するには、株主総会やイベントなどで、その人のリアルな声を聞くことが大切です。部下が用意したようなものを単に読み上げているだけの「無難なサラリーマン社長」ではだめです。この観点でも是非見てみてください。