米グーグル、フィットビット買収契約を締結 司法省は審査継続
コメント
注目のコメント
5年ほど前に、帰国したFitbit のエンジニア熊谷芳太郎さんの講演を聞き、当時活用していたウエアラブルのUPから乗り換えました。健康に関するデータの世界的な注目度の高まりや、その先の世界の広がりがよく理解できたと同時に、シリコンバレーの決断の早さ、フットワークのよさも熊谷さんのお話から実感できました。
利用者には、今日未明、ジェームズ・パークCEOより以下の声明が届きました。
「Fitbit は Google の一部となりました」
https://blog.fitbit.com/jp-2021-update/
Googleに集約されることで今後どんな変化が生まれるのか。少なくとも情報面では、Gooleにかなり大きな健康データが移ることになり、世界規模での医療ビジネスへの進出がみえてくるのではないでしょうか。独占禁止法の視点から歪みが出てこないかは注視したいです。ウェアラブル市場を切り開いたフィットビットを、Googleが買収契約締結とのこと。これでGoogleは、Androidに加えて運動や健康データも取れる。身体データの次の狙いは医療でしょうか。
完了してないのは、独占禁止法関連でまだ調査が進んでいるようです。ヘルスケアが社会の主流に仲間入りし、経済として成り立つことを示唆するニュース。
Fitbitユーザーにも正式にメールが来ました。これまでの歴史、プラットフォームとしてのオープン性、プライバシーへの配慮などが、CEOのメッセージとして届いています。
=メール=
エリックと私が 13 年前に Fitbit を設立したときに思い描いていたのは、「世界中のすべての人をさらに健康にする」というシンプルかつ大胆なアイデアでした。2009 年に最初の Fitbit トラッカーを発売してから、100 か国以上で 1 億 2000 万台以上のデバイスを販売する現在に至るまで、この使命は一時も揺らいでいません。(略)
今回の買収により、さらに多くの機会が生まれることは間違いありません。同時に、Fitbit がこれまで培ってきたこと、皆さんにご支持いただいてきたことの多くは変わらないということも、お伝えしたいと思います。私たちは、あるべき姿に向かって、皆さんの健康と幸福を中心に考えて取り組み、画一的なアプローチに陥ることなく、Android と iOS の両方に対応するサービスを充実させていきます。
今後もユーザーの皆さんに信頼していただくことが、私たちにとっての最優先事項です。強力なデータプライバシーとセキュリティ保護、ユーザーによる個人データのコントロール、収集するデータの内容とその理由についての透明性を維持していきます。Google は世界の規制当局の指令に対応した取り組みを行っており、Fitbit ユーザーのプライバシーは引き続き保護されます。Fitbit ユーザーの健康管理とウェルネスのデータが Google の広告に使用されることはなく、他の Google の広告データと統合されることもありません。(略)
生活と健康の旅を、私たちとともに歩んでいただいていることに感謝申し上げます。
心を込めて。
ジェームズ・パーク
CEO 兼社長・共同創設者