【写真で見る】 米連邦議会の警備は今……議会襲撃から1週間
5人の死者を出した米政府中枢での暴動から1週間がたった。現在は州兵が連邦議会議事堂を警備しており、その様子をとらえた様々な画像が拡散されている。
画像では、議事堂の内外で厳重な警備が敷かれているのが分かる。先週に世界中に報じられた大混乱とは全く対照的な状況だ。
16日までに少なくとも1万人の州兵が首都ワシントンに配備される予定。警察当局はジョー・バイデン次期大統領が就任する20日に向けて、州兵を2倍以上に増員する可能性があるという。
州兵が大量動員されてから間もなく、議事堂襲撃事件をめぐり、連邦下院(定数435)はドナルド・トランプ大統領が「反乱を扇動」したとして弾劾訴追する決議案を賛成232、反対197で可決した。
与党・共和党からは、下院議員10人がトランプ氏の弾劾を支持した。
水曜の採決に臨んだ議員の多くは、過激なトランプ氏支持者が大挙して議事堂に乱入した事件に巻き込まれた。
議事堂の安全が確保され、暴徒が排除されると、議事堂の周囲には大きなフェンスが設置された。また、何千人もの州兵が議事堂警備に動員された。
国防総省は12日、議事堂警備にあたる兵士に、殺傷能力のある武器や防護具の所持を許可した。
6日の議事堂襲撃をめぐっては、警備の混乱を大勢が批判している。加えて、襲撃関係者の追跡を続ける連邦捜査局(FBI)などは、20日のバイデン氏の就任式を前に、新たな襲撃や衝突が連邦議会や各地の州議会で起きるおそれがあると警告している。
こうした中、議事堂周辺の警備体制が目に見えて強化された。
全ての写真は著作権利者に属します