president trump hosts abraham accords signing ceremony on white house south lawn
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ジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)、イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)

ドナルド・トランプ大統領の補佐官を務めているイヴァンカ・トランプと上級顧問のジャレッド・クシュナー。ワシントンD.C.に引っ越す前はニューヨークに住んでいたが、トランプ大統領退任後はニューヨークに戻らずフロリダへ。マイアミにあるセレブ御用達のゲイテッドコミュニティ(住人以外の立ち入りが制限される閉ざされた町)、インディアン・クリーク・アイランドに住む予定だという。昨年12月に推定価格3,180万ドル(33億円)の豪邸を購入したと新聞「ニューヨークポスト」が報じている。ちなみにこのコミュニティはトランプ大統領の別荘で退任後住むと言われるマールアラーゴからも近い。

でもイヴァンカ夫妻の新生活は早くも不穏なムード。原因は、先週トランプ大統領の支持者が連邦議会議事堂を襲撃した事件。トランプ大統領は支持者を煽り武力行使に走らせたと批判されているが、イヴァンカも事件直後に侵入した暴徒たちを「愛国者」とツイート。その後削除したが、暴力を支持していると非難された。襲撃事件については大統領の身内である共和党議員や共和党支持者の一部からも大統領の責任を追求する声が上がっている。

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Riccardo Savi//Getty Images
イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)

このコミュニティの住民も同様。富裕層には共和党支持者が多く普通ならイヴァンカ夫妻を歓迎してもおかしくないけれど、襲撃事件をきっかけに夫妻への反感を強めているという。住民の1人は新聞「ニューヨークポスト」に「イヴァンカとジャレッドは仲間の”愛国者たち”とマールアラーゴでランチでもしてればいい」とコメント。またこのコミュニティには住民たちで構成されるカントリークラブ「インディアン・クリーク・クラブ」があるが、夫妻が会員になれる見込みは薄いとも。関係者は「住民であれば無条件に会員になれるわけではない。会員候補としてノミネートされ、それから正式に申請する。でも現会員が1人でも反対すれば候補は会員になることはできない。多くの会員がすでにイヴァンカたちが会員になることに反対していたが、襲撃事件でさらに増えた」と語っている。「このクラブの会員は選り好みが激しい。イヴァンカたちは入会申請をする必要はない」。申請しても現会員が承認しないだろうと話す。

ちなみにイヴァンカ夫妻はニューヨークに所有している高級マンションもそのまま維持する予定。それでもニューヨークではなくフロリダで暮らそうと決意したのは「友達の多くがニューヨークからフロリダに引っ越したから」だと夫妻の関係者は語る。政界に入るまでは不動産業界で手腕を発揮していた夫妻。イヴァンカは自身のファッションブランドも立ち上げ、人気を集めていた。トランプ大統領退任後、どのようなキャリアを築いていくのか注目したい。

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