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Fintech事業者の乗り入れの話は、ことらを作ることを短期的な解としつつも、より本質的な全銀の資金移動業者への参加開放に具体的に踏み込んだのはタスクフォースの大きな成果だと思います。関係者の皆様のご尽力の賜物かと存じます。
日経の記事には記載がありませんが、今回の全銀ネットへの資金移動業者の接続形態としては、間接参加と直接参加の2つの形態があり、間接参加の場合は、銀行と比べると要件が限定的になる事が想定されます。
他方、直接参加の要件は、銀行と同条件と言う事ですから、ガバナンスや監査対応などはもちろんの事、システミックリスクを担保する為の銀行システムと同等の可用性要件等が求められることが想定されます。
全銀システムの社会的な重要性からすると当然であると思う反面、コストを掛けてでも価値を見いだせる規模の事業者は傘下に銀行を持っていることが多く、そこまでして直接接続する意義を見いだせる資金移動業者があるのかは疑問です。
開放したと言っても要件の高さが事実上の障壁になり、誰も使わない制度になってしまっては意味が無いので、この先は民間事業者が主導し、ビジネス上のユースケースを考え意味ある制度にしていく必要があると思います。
「フィンテック企業にとっては銀行に支払ってきた振込手数料がなくなりコスト削減につながる」ことに。
大きな変更ですね。
銀行のユニークな強みは(少なくともリテールでは)預金くらいしかなくなりそう