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完全な自律分散的なシステムではなくなる。村上龍の「愛と幻想のファシズム」のように自由に求めて共感する人を集めた結果、規模が大きくなるにつれて当初の思想とは異なり不自由になるというジレンマが生じるということでしょうかね。この例えでわかる人あまりいないかもですが笑
そもそも本件そのものが社会学的、政治学的、法学的に取り扱いが究極的に難しくかつ、前例のない新時代ならではの事件にて当然。
よってその内容からしてもリーガルチーム、コーポレートスタッフ等による推敲もそれなりに入っているものと考えられる。
一番重要な一文はここだろう
”Offline harm as a result of online speech is demonstrably real, and what drives our policy and enforcement above all.”
”オンラインでのスピーチの結果として生じたオフラインでの害、これが明白な事実でありまた、その事こそが我々をして上記一連(トランプのアカウント停止という措置)を執行たらしめた理由である。”
つまりTwitter社は、明確にトランプのTweetと国会乱入殺傷事件との因果関係を認めている。これは大きいと思う。
になったという事ですね。
ビジネスの垣根を越えてインフラになるという事は
こういう社会的責任を負うんだなと感じました。
危険な前例だと認めたのが注目ポイント。
Twitterがトランプなど個人のアカウントを止めることができるようになったらかなりコントローラブルなプラットフォームになってしまう。
ドーシーのいうオープンプラットフォームが失われる。
法律もない中でこの行動をしたTwitterに対してスタンスが分かれます。
逆にいえば、どんなに醜悪で、害のある情報でも、Twitterなり、Facebookなりで、アカウント停止になっていなければ、Twitter 社やFacebook 社が認めていることになってしまう!!??
結局、アカウント停止などせず、5ちゃんねるになっただけの2ちゃんねるは、人は、どうせ5ちゃんねるでしかいえない人が言ってるだけのことだから、と思うことができるという意味で、プラットフォームを貫いているということでしょうか??
私がドーシーCEOの真意を全て正しく理解出来ているかどうかは自信がないので、私なりに噛み砕いて考えてみました。
FBやTwitterは、世界中で情報を発信して、情報を共有する素晴らしい機会を私達に与えてくれました。
問題は多々あるにしろ、暗黙のうちに自分の置かれた立場や影響力の大きさを踏まえて、等身大に常識と良識を持って使っている人が恐らく9割。けれども、1割程度は、常にハレーションは起こっている訳です。
そのハレーションは許容範囲の中に収まっていれば良いですが、収まらなくなった時、何が起きるのか?
アメリカ大統領という世界一のインフルエンサーは、このタガを外してしまった訳ですが、その結果起こったハレーションは、予想外に民主主義に対して悲劇となり、Twitterの存在を脅やかすことになってしまった…ということでしょうか?
「言論の自由」とまではいかないまでも、「言論の場」を根こそぎ奪い取る姿勢を、民間企業に持たせて良いのか。これこそ、独裁を生む構図。放置していたら非常に危険な世の中になる。
再掲です。