TwitterのドーシーCEO、トランプ氏のアカウント凍結について11連投ツイートで語る
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インターネットの歴史の明確な転換点。パーソナルデータ(個人情報)の問題も含め、高度にビジネス化したプラットフォーマーはインターネットの自由の体現者としてだけでなくインターネットの規範の設計者として、社会的責任への積極的かつ禁欲的なコミットメントが今まで以上に求められるようになる。AIであれ生身の人間であれ、政治目的であれマーケティング目的であれ、人々の情報の非対称性や心理バイアスにつけこんだ扇動や勧誘は許されないという方向に向かうだろうと思う。
注目のコメント
珍しくスレッド長文でしっかりした内容、つまりは自社サービスを用いてTweetという形式をとっているものの、代表者の公式見解として世に発したコメント。極めて自重的、内省的な文章。
そもそも本件そのものが社会学的、政治学的、法学的に取り扱いが究極的に難しくかつ、前例のない新時代ならではの事件にて当然。
よってその内容からしてもリーガルチーム、コーポレートスタッフ等による推敲もそれなりに入っているものと考えられる。
一番重要な一文はここだろう
”Offline harm as a result of online speech is demonstrably real, and what drives our policy and enforcement above all.”
”オンラインでのスピーチの結果として生じたオフラインでの害、これが明白な事実でありまた、その事こそが我々をして上記一連(トランプのアカウント停止という措置)を執行たらしめた理由である。”
つまりTwitter社は、明確にトランプのTweetと国会乱入殺傷事件との因果関係を認めている。これは大きいと思う。ネットの世界は自由という理想や理念があったが、そこには責任ある個人が参加するという性善説があった。しかし、ガバナンスはそれでは成立しない。SNSは一つの社会を運営する政治家としての役割を担うことになったと言うことなのだろう。