呼気でCOVID-19感染検出とワクチン効果のモニタリング

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注目のコメント

• 福田 真嗣

  メタジェン代表取締役社長CEO / 慶大先端生命研特任教授

  ・2021年01月14日

  呼気からSARS-CoV2に感染しているかどうかおよび抗体の有無を検出できるシステムが開発されているとのことです。現状、レストラン等での感染チェックの基準は発熱ですが、単なる風邪で発熱していたり、あるいは意図的に身体を冷やしたり温めたりすることで体温計での計測値を操作することもできてしまいます。しかしこの技術では、感染した細胞から放出される化合物(VOCs)を直接測定しているので、簡便かつ高精度に感染チェックができそうです。
  
  SARS-CoV-2の受容体であるACE2は、実は腸の上皮細胞にもあることが知られており、ウイルスが結合することで腸内環境のバランスが崩れて下痢を起こしたりします。このバランスの崩れがCOVID-19の重症化につながる一つの要因ではないかとも考えられているので、感染予防のためにも腸内環境を整えましょう！