24Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
子会社方式は、①新たな組織設定(持ち株会社など)が不要、②人事制度等の調整が不要、など負荷がかかりにくいのが最大のメリット。
一方で、シナジーが働きにくい。
地銀は農協を目指しているのか。

地元の融資案件が乏しく、預金を上部機関にまとめて運用するモデル、これは農協と農林中金の関係と同じだ。次に、地域商社を立ち上げ地元産品を販売。これは農協の経済事業と違わない。また近年は保険も手がけるようになったが農協の共済事業のほうが歴史がある。取引先に対するコンサルティングも手がけようとしているが農協は以前から組合員の経営指導をしている。営農事業という。信用、経済、共済、営農に直営病院など厚生事業を加え農協の5大事業だ。

地銀の目指す先が自作農の健全な成長を支援する農協モデルの中小企業版だとして、肝心の農協が楽ではない。地銀の再編がとりざたされるずっと前から農協の再編が進んでいる。農協の経済事業もうまくいっているところは多くない。営農事業は言うまでもなし、農業ベンチャーが続出したなどの話は聞かない。地銀の地域商社もコンサルティングもよいが、先行して取り組んだ農協はうまくいったのか、課題は何だったのか検証するのも大事なのではないか。歴史は繰り返す2度目は喜劇としてと後世言われることのないように。
福井県基盤の第二地銀。福井市に本店。中小企業向け貸出が約4割。売上高10億円以下の地元中小企業支援が中核。本業支援による取引先の業容拡大による融資拡大などを目指す。

業績

福井県を地盤とする地方銀行。預金、貸出金シェアはともに県内首位。2021年には同じ福岡県内を地盤とする福邦銀行を子会社化。
時価総額
468 億円

業績