パナソニック、「テスラ向け電池30億個」の自信と不安
日本経済新聞
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パナソニックさん、CESでそこそこぶちあげたようですね。コバルトレス開発も。
パナソニックの電池事業は、トップの覚悟と政治力に懸かっていると言えます。技術力は旧三洋電機勢が持っていました。結構辞められたようですが。
三洋電機の技術とは、円筒型セルの製造に関するものです。テスラは円筒型セルの呪縛にかかってしまっているとも言え、円筒型以外のバッテリーの活用はCATLの角型LFPが初めてで、内製予定の4680も円筒型です。
円筒型を制すれば車載バッテリーを制するか?というとそうでもありません。トヨタとパナソニックのPPESは安全性を重視する角型ですし、旧日産子会社のAESCは空冷に向いていて積層しやすいパウチ型です。
パナソニックとしては昔の恋人テスラの円筒型と現在の恋人トヨタの角型の両方にリソースを割いている状況ですので、遅かれ早かれどちらかを選ぶことにもなると思います。
この両睨み作戦は一見非効率に見えますが、パナソニックが対テスラで失敗した教訓を生かした戦略でも有ります。欧州にも生産拠点を設けると思いますし、この1年が意思決定としてはとても重要な時期になると思います。