人を動かすリーダーの話術 気持ちの「体温」を込める
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実は、連日菅首相の記者会見を拝見していて、この記事に書かれていること、そのものを感じていました。
しかも、どちらかと言えば、自分自身も、心当たりがある弱点なので、なおさら気になります。
人にコンテキストを伝えるための媒体が「声」です。声のプロの方に話を伺うと、以下のようなことを教えていただけました。
アナウンサー:声に感情をのせない、冷静に感情を抜きで情報を伝える
ナレーター:声に感情をのせる、コンテキストと同時に思いを伝える
リーダーは、TPOにより、その両方を上手に使い分ける必要がありますよね。
難しいですが、練習して、できるようにならないとリーダーは務まらないと思っています。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
注目のコメント
菅首相が海外のリーダーに比べて感情が欠如してしまっていたり、他人の言葉で語るが故に「心に響かないメッセージ」の話し方になってしまっているということについて: 記事には菅首相がリスク回避の観点から、プロの広報専門家の人が書いた原稿を読んでいるからだろうと書かれています。
日本に必要なのは、リーダーが感情を入れたり自分の言葉で語ることのみならず、フォロワーとして国民全体が「完璧主義」のマインドセットや出る杭打つ、の精神を無くしていく努力が必要なのではないかと思います。色々と揚げ足とりをしたり、何か個性が際立つ人や他者と違う持論を展開する人に対して日本は全体としてあまりにも厳しすぎるように感じます。「自分なりの「大義」や、譲れないポリシーを持つこと」が大切と書かれている。
まさしく「セルフブランディング」の大切さを理解しているかしていないかが 大きな差になってくる。
自分の気持ちを伝えたいと思う強いを実現するためには、自ら工夫が必要。ロゴス(論理)パトス(感情)エトス(信頼)のバランス。
専門家の分析と対策の精度が昨年4月より上がっているとすればロゴス面からの訴求はできるはず。
しかし受信側の国民の動きが変わらないのは、発信者のエトスとパトスが欠けているように見えるから。
総理だろうが、一市民だろうが困難に直面していることには変わりない。
「声の体温」とは言い得て妙で、こんな非常事態には、論理だけでなく声の温もりも頼りに行動を選びたいのかもしれない。