iPhone 12が近くにあるとペースメーカーが止まったと示唆する医学研究が発表
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結論から言うと現状の注意点を守っていただければ、おそらく大丈夫そうです。ただ、もし変化を感じた場合はすぐにデバイスからiPhoneを遠ざけ、かかりつけ医にご連絡下さい。
まさに植込み型除細動器を扱う医師としてはこういう報告が出てくると驚くとともに、様々なことに細心の注意が必要だと感じます。
iPhone userですが、当然ながらAppleから通知があるわけでもなく(12を使用しているわけではありませんが)、日本不整脈学会からも注意喚起があったわけでもありません。
実際に影響が出なければそういったものは来ないわけですが、自分の担当患者さんが1人目になることもありうるわけです。
電磁干渉については様々な形で患者指導は行っており、現在15cm程度は携帯電話本体から距離をとるように説明していて、胸ポケットや左手での通話動作を避けていただいてることが多いので、デバイス直上において影響が出るとの報告を受けて過度に怖がる必要はありません。
とはいえ、今後もデバイスの変化とともに医療機器の安全性には気を配る必要があるとは感じます。
電化製品一般というよりは磁場・磁石の影響を受けやすいので、今回はMagSafeが干渉するのではないかという検証だったようです。
もともとの論文報告
https://www.heartrhythmjournal.com/article/S1547-5271(20)31227-3/fulltext