スタートアップ経営者の最重要な資質は「誠実さ」
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課題のない会社なんてありませんし、スタートアップである以上、課題が山積していて当然です。
投資家の立場で投資検討するにあたり、重視する項目は準備しているものの、減点方式で見るのではなく、どういう特徴があり、どうすれば弱みを補うことができるかといった観点で臨んでいます。
そんな中でも、経営者の誠実さだけはノックアウトファクターと捉えています。
何を以ってして「誠実」と考えるか、どう判断するかは難しい点ですが、どれだけ事業が魅力的に見えても、経営者の言動が信じられない会社とお付き合いするのは難しいです。本記事の趣旨とはずれますが、経営者の誠実さはスタートアップ企業の成長にとって重要であることは異論ありませんが、仮にそのスタートアップ企業が非常に困難な状況に陥ったときや、更には残念ながらそのスタートアップ企業が失敗し、当該経営者が再起を図る時にもより重要になると考えています。
私が最初に創業したスタートアップ企業がうまくいかず、実質的に解任という形でその企業から離れて途方に暮れていた時、手を差し伸べてくれ、新しい事業の立ち上げのための有形無形のサポートを下さった方々は、当時お仕事でご一緒していた取引先やライバル企業等でお付き合いのあった皆さまでした。
当時の自分が誠実であったかと言われるとそこまで自信がないのですが、スタートアップ企業経営者であるかないかに関わらず、社会において仕事や役割を担わせて頂くにあたっては、お客様、案件、取引先、従業員等、全てのステークホルダーに対して誠実であることが何よりも重要であるとつくづく感じます。スタートアップの成長可能性は、主に次の5つの視点でみる。1番目が「経営チーム」、2番目が「事業の価値」、3番目が「上場企業候補としての耐性」、4番目が「財務体質」、5番目が「投資条件」です。
更に、トップマネジメントの中でも優先度1番目は「誠実さ」。2番目が「柔軟さ」、3番目が「芯の強さ」、4番目は「自分の限界に対する認識」。5番目が「知的体力」、6番目が「健全な野心」、7番目は「リーダーシップ」です。