3.11以来の電力不足でも国が節電要請を出さないワケ
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記事の本質とは無関係ですが、やや勘違いを生む誤記があるので指摘させていただきます。
「電力の供給量に対する使用量の割合が95%を超えた。」を問題視するのは、誤りです。これは平時でも常にほぼ100%であるべき数字です。
これを同時同量の原則といいます。
(参考 https://xtech.nikkei.com/dm/article/WORD/20121114/251072/?n_cid=nbpnxt_twbn)
今回問題になるのは、「電気の供給力に対する使用量の割合」という定義での電力使用率です。
注目のコメント
私もエネ庁が「節電」という表現を使わせないようにしているという情報を得て、類似の趣旨の記事を書いていたところだったんですが、さすが山根編集長に先を越されてしまいました。
「効率的な利用」じゃ、なんのことか分からないですよね。
明日のJEPX平均価格は150.25円/kWh、午後の時間は210円を超えました。
http://www.jepx.org/
追記
あとだしですが、より詳しい解説(有料)をこちらに書きました。
https://newspicks.com/news/5529032/南方戦線で敗退が続いていても大本営発表では「敗退」という表現を使わなかった70有余年前。
そして今回は「節電」という表現に政府が難色。
私たちが選んだ政体は、70有余年前からあまり進歩していないのかもしれません。
ただ 太平洋戦争当時、大本営発表が嘘であると見抜いていた国民が実は多かったとも。
https://newspicks.com/news/4002672
とすると、節電をめぐる今の状況は70有余年前よりもある意味深刻かも。
とはいえ批判だけをしていても大規模停電は避けられず。さっそく暖房の設定温度を下げることにしました。
「国民が辛抱する」というのも昔と同じだなぁ、と感じつつ。これはスクープ。1月10日の電事連の節電要請発表が、経産省が検閲した裏大本営発表。東電だけならまだしも、他の送配電カンパニーも同様とは。。
これは無責任体制につながります。発送電分離だけじゃなく、民ー国分離も必要なのか。
医療体制や送配電網は国民が気にしないでも良い訳は有りません。国家としての危機を知らずに失敗した国だった歴史は国民全員が知っているはず。
情報を公開しない体質は相当根深いですね。メディアも深刻に受け止めなければならない事案だと思います。
例えは悪いかもしれませんが、社内の情報共有が出来なかったり、嘘を報告する組織は崩壊します。