【高岡浩三】あなたが本当に解決すべき、「顧客の問題」を自問せよ
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注目のコメント
高岡さんいいなぁ。
まさに顧客の問題を解決することがイノベーション。もっというと、顧客の諦めを解決したら感動につながる。そういう仕事をしたいとずっと思っている。
そしてイノベーションの時代に地方はチャンス。高岡さんの言う通り、課題も多いのもあるけど、いちいち情報に振り回されなくて済むというのもある。たしかに東京と比べて情報は数ヶ月時代遅れかもしれないけど、イノベーションの時間軸からしたら誤差みたいなもの。それより素晴らしい環境でゆったりと課題に向き合う方がいい。
高岡さんの意見にいちいち同意だけど、ひとつだけ持論を。
仰る通り、顧客が直接答えてくれる課題にはイノベーションは無い。けど、その奥に潜んでいる要因や原因にまで想像を巡らせることで、顧客すら気づいていない課題に辿り着くことがある。これこそがイノベーションのタネだ。
「顧客に聞く」は、顧客に答えを求めるのではなく、その入口を求めるのだ、と私は思う。2020年12月に開催した「WestShip」より、元ネスレ日本代表取締役社長兼CEOの高岡浩三氏のセッションレポートをお届けします。個人的に印象的だったのが、ガムの市場が4割減している理由についての高岡さんの考察です。
“チューインガムが解決していた問題は「暇つぶし」。この「暇つぶし」という問題を解決する方法が現れた。それが、スマートフォンです。”
DXやイノベーションについて論じる機会の多い高岡さんですが、本セッションでは自身が実践する問題発見力の鍛え方にまで言及しています。ぜひ、ご一読ください。以下2点の発言が、関係無いようで大いに繋がってる。
“しかし、日本企業が取り組んでいるデジタル活用の多くが、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」ではなく、「デジタライゼーション(D)」なのが現実。”
“まずは固定観念を疑うことから、問題発見力は身につけられるものだと思います。”
日本の教育はクソほど思考をさせない・鍛えない教育なので、DXみたいな言葉が出ると思考無しにデジタライゼーションをしてしまう。紙を電子化する!みたいな。そんな無能が多い。
元々、紙業務であるべきだった理由を咀嚼し、業務の再デザインをデジタルドリブンで考えたらどうなるか?どうあるべきか?を先にやらないと、無駄な業務が残ったままになる。そんな状態で二度と“生産性”なんて言葉を使わせねーぞ?あ?って話。既存業務の無駄をまずはデザインで取り除く。流儀・文化・雰囲気なんてものはクソくらえ。そんなもの無視して破棄してデザインに取り掛かる。それができないならDXなんて言う資格はない。死ぬまでクラウドクラウド言ってなさい。という記事なのかな。