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北朝鮮5年ごと党大会開催 規約改正、国防強化を明記

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    拓殖大学大学院 客員教授

    労働党大会5日目の昨日、改正された労働党規約が決まった。いくつかの大きなことが決まった。
    (1)5年ごとに労働党大会を開催することが決まった。国際社会の変化のスピードに合わせようという意味。
    (2)党規約序文に「共和国の武力を政治思想的、軍事技術的に強化する」と明記している。「核兵器を保有したことで米国主導の国際政治の構造をかえる」こと、「SLBMの完成を急ぎ、原子力潜水艦導入、核弾頭の多弾頭化などを急いで脆弱でない核戦力を備える」という2つの狙いを記した部分。
    (3)「強力な国防力で根源的な軍事的脅威を制圧し、朝鮮半島の安定と平和的環境を守る」との文章を追加したのは、「平和目的の核兵器」をアピールした部分。
    (4)5年ぶりに党の政務局を廃止して書記局を復活させたのは政務局に変更したことにより問題が発生したからだろう。
    (5)ただ、核兵器を主体にした軍事力強化にまっしぐらというわけではなく、労働党大会の期間中、金正恩委員長が報告のなかで「最大の主敵である米国を制圧・屈服させることに焦点を合わせ、対外政治活動を行うべき」と述べている。つまり外交活動で米国を屈服させようと述べた。より緊密な中国との協力を意識しているのだろう。


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