トヨタ、米国で1車種を減産 半導体の調達不足で
日本経済新聞
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サプライヤーの数を絞る代わりに好条件の取引を引き出す手法は、日本の自動車産業では2000年代に入って活発化したと聞きます。
一般論ですが、低コストでの調達は経営指標への即効性があるため、アクティブな経営者はこの方向に舵を切ろうとします(日産のゴーンがそうでした)。サプライヤーの数を限定すれば、調達リスクを増大させることになりますが、リスク・マネジメントはコスト押し上げ要因となることから、経営者は積極的に推し進めようとはしません。万が一そのようなことが起こったとしても、特殊要因で済まされてしまいます。
自動車産業は5ないし6次下請けまであると言われており、最も外注化が進んだ産業の一つです。全面的なサプライヤー依存も経営効率は引き上げますが、リスクは増大します。これにはカントリー・リスクも絡んできます。以上のような理由が複合的に関連し、調達リスクが増しているようです。