米下院民主党、11日にトランプ氏の弾劾手続き開始=関係筋
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バイデン氏の会見を米CNBCで見ましたが、トランプ氏の行為をもちろん批判した一方で、両党の融和を重視する姿勢を堅持する考えも感じられました。
折角、共和党内からもトランプ氏への非難が見られるようになった(バイデン氏は共和党の多くの議員と電話で話したと説明しました)だけに、弾劾手続きを進めるよりもこのチャンスを活かすことが得策と考えているのだと思います。
それはさておき、本件に関する日本での報道や関心が少な過ぎるようにも感じます。トランプ氏の主張の是非はともかく、政治家が議会への攻撃を扇動する事態は、少なくとも手法の面では戦前の欧州の某国と余り変わりません。改めて深刻な事態であることをしっかり認識する必要があります。
注目のコメント
民主党内でも、最初の弾劾がそうであったように、トランプ氏を「殉教者」に祭り上げてしまうことでかえって国の分断を深めてしまうのではないか、との懸念の声も上がっていたようです。議事堂乱入の引き金を引いてしまうような大統領に核のボタンを預けてはいられないという安全保障上の問題、そんな大統領にそのまま任期を満了させることを許すべきではないという政治的問題はもちろんありますが、長い目でアメリカに残る影響を考えたとき、私はこの民主党内の少数意見に共感を覚えます。
米国外では本件の認識が全般に浅い、もっと言えば平和ボケだろうと思います。
第一に、要するに昨日起きたことは国家転覆行為です。国民の付託を受けた議員が集まり大統領を決める国会投票に銃を持って押入るというのはそういう事としか評価のしようがありません。
第二に、それを主導した罪に今後問われるという議論は置いておくとして、少なくともそれを煽動したのが、当該国家を率いるべき大統領本人である、というファクト。これはもはや百年に一度の歴史的出来事と評価すべきでしょう。事実、土曜の朝、ABCやNBCを斜め見してますがコロナそっちのけでこれ一色です。
問題は、そのような常軌を逸した所業をやらかした以上、その人物があと2週間でそれ以上の常軌を逸した事、例えば別記事でペロシが懸念していると報じられる核のボタンを押すなど、をやらない保証はない、という前提にたってリスクを未然に防ぐのがリーダーの仕事というものでしょう。
Twitterを閉じるなど当たり前、今すぐ手錠をはめる方法すら検討されているのでは。