コロナ入院拒否に100万円以下の罰金検討 感染症法改正案の政府原案が判明
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これくらいの強制力は必要です。入院に従わない人がいるとは驚きですが、自宅療養を守らずに、「家に閉じ込められる前に色々買わなきゃ！」と出歩いた人がいるという報告はありました。
さらっと書かれていますが、
「新型コロナ患者の医療費などは現在、公費で負担しているが、療養に応じず入院勧告の対象となった人は自己負担とする方向だ。」
これ大事です。入院費自己負担になったら、保険適応でもそれなりの金額になります。完全自費診療にしたらほぼ破綻間違いなしなので、そこまではしないにしても、この「自己負担」は感染者にとって大きな要素ではないでしょうか。
罰金には慎重だとしても、勧告に従わない、公衆衛生に反する患者に、公費投入するのは医者の身としても賛同しかねます。
PS：病床が足りないのとこれは別議論です。「病床不足」は「重傷者を治療できるような医療資源の整った病院ベッドの不足」であり、この入院は「隔離が必要な感染性を持つ患者の隔離」の話です。
注目のコメント
一部の方が入院を拒否しているのは事実ですが、お子さんがいる方や介護しているかたなどは簡単に入院できません。ペットの場合もあるでしょう。
現状、入院できる病床がなく待機となっている例もあります。
入院適応のある患者が入院できない場合は、政府は患者側に補償等あるのでしょうか。
罰則の前に、病床拡大等の処置が必要です。検査の陽性率が12％を超え、豊洲市場のほぼ全員を対象にした自主検査の陽性率が2.3％に達し、という現況からみて、仮に東京都民の1％が感染しているとすると、感染者は10万人に達します。無症状で検査を受けない隠れた感染者がこれほど多くいる中で、たまたま判明した陽性者を追いかけて隔離して感染を防ぐ効果はどれほど期待できるでしょう。逆にまた、全ての陽性者が炙り出されたら、どのように対応すれば良いのでしょう （・・?
「エボラウイルスなど危険度の高い病原体」は宿主を簡単に殺すので隠れた感染者がいる可能性は低く、厳しい罰則を課して隔離することで感染が防げます。致死率が低く無症状者が感染を拡げるウイルスでも、市中に感染者がいない初期の段階なら、陽性者とその濃厚接触者を捜して隔離することで拡大を防げます。しかし、市中に隠れた感染者が大勢いる中で、こんな性質を持つ厄介なウイルスについて、偶々判明した陽性者のみ追いかけて隔離してみても、感染速度を抑えピークを抑制する上でそれなりに意味はあるものの、労力の割に効果が小さそうな気がします。たまたま検査を受けて陽性だった人に限って罰金まで設けると、感染しても死亡リスクが低い学び盛り、働き盛りの人達が、多少調子が悪くても検査を逃れる方に走りそう。
死者が欧米対比一桁、いや二桁少ない我が国が緊急事態に陥るのは、病床を持つ病院の多くがコロナ患者の受け入れを拒否する結果、病床数の僅か３％しかコロナ用に確保が出来ず、受け入れて下さる病院と医療従事者の皆さんに過大な負担が集中しているからです、たぶん。罰則を設けてでも制御すべきは、医療の提供体制の方じゃないのかな・・・ どうなんでしょう （・・;
