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議会が占拠される、というのは、世界的にはそんなにめずらしくはないことです。ちょうど同じ日に、アフリカのガーナでも議会が野党勢力に占拠されました。最近だと戦争をやって負けたアルメニアで、野党勢力が議会に乱入しました。東アジアでも、台湾や香港の学生たちが議会を占拠しました。日本だと、いわゆる60年安保闘争で、学生運動が国会を占拠しました。しかし、いずれの例も、議場に落書きを残した程度で、政権奪取はおろか法案の一つも阻止できてはいません。
 もちろん、米国はそういった国々よりも秩序と議会制民主主義が根づいた国、ということもできるし、米国の秩序や制度が揺らいだことで、こういう議会乱入が起きたのであれば、問題です。

問題は、この議会乱入が、どれだけ政治的な意味を持つ出来事か、ということです。つまり、武力によって議会を制圧して、選挙や立法を否定しようとした行動だったのか、ということです。古くは、フランス革命後の議会を、ナポレオンが軍と共に占拠して、自分の独裁的権力を確立したことがあります。ブリュメール18日のクー・デタと呼ばれるものです。
 今回の議会乱入は、それほどの出来事かというと、実に中途半端なものでした。明確な政治的目的も無く、指導者もおらず、野放図に乱入して短時間で排除されました。そういう点では、さほどの意味はないでしょう。
 しかし、米国の政治のタガが外れ始めていることを顕著に示した出来事のようにも見えます。5人の死者が出ました。この時、民主党と共和党の本部に爆弾が仕掛けられていて、処理されましたが本物の爆弾でした。他にも、いくつかの爆破計画などがあり、事前に阻止されたと見られます。
 選挙と議会というのは、結局は内戦を起こさずに勝ち負けを決める仕組みです。今回の出来事は、選挙と議会を公然と否定しようという集団が大手を振って国家の中枢に押し寄せた、ということではあります。まだ少数でしょうが、武力行使に向かって動きだしている集団がいくつもあります。武力は使わないまでも、選挙と議会という制度は公然と否定する、という主張は世論の中で小さいものではなくなってきています。米国は、そのターニング・ポイントに差しかかりつつあるのでしょう。
大部分の議員・閣僚の事象に対しての抵抗感と、一方で大統領選挙での接戦という事実。
下記の動画で、トランプ氏を好きなわけではないが、宗教的な理由など消極的に支持する層の存在が分かる。本件を経て、そういった消極的支持層の支持・不支持はどう変わったのかが気になる。そこが明らかになっていくことが、政治家の選択肢にも現実論として作用すると思う。
https://newspicks.com/news/5330991
お話をさせていただきました!
「1月6日」もこれから長い間、アメリカにとっては重い日付。
非常によくまとめている。
衝撃というより、議会民主主義制度、選挙体制などなど、欠陥があり、どう修正していくか、考えるべき。
連邦議会選挙と同時に、パソコンやら機密情報が盗まれたとかいう噂もあるが、大丈夫だろうか・・・
9.11も連邦議会襲撃も、そして日本の3.11も陰謀論のようなことを扇動する人たちが大声でメディアなど(ここも含めて)に書くことは本当に残念です。

確かに、世の中には、捏造に近いものもありますが、根拠なき陰謀論のようなものにハマってしまうと真実を見誤ると思います。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
共和党支持者の45%が、あの乱入でも、トランプ氏に肯定的であることが恐ろしいです。

もちろん、時間が経つにつれて変わる可能性はありますが。

バイデン氏も、民主党候補に決まった時、このような展開は想像していなかったですよね。
バイデン氏の心中いかばかりか…
この連載について
今、知りたい注目のニュースの真相から全体像まで、やさしく徹底解説。プロピッカーや有識者による対談、オピニオン寄稿、直撃インタビューなどでお届けする、NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。