リクルート、完全子会社7社を吸収合併、各事業のノウハウや人材資産を集約
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自分は分社化前後、両方経験したけど、分社化後はマイナスの印象が大きかった。
自由な風土から一転、厳しい数値目標管理と、カンパニー別採用による人材の質の低下、カンパニーごとのコミュニケーションコストの増大など。
何より上場してM&Aを繰り返し時価総額はずっと高くて、株式市場的にはうまくいってるように見えても、新規事業は育たず、中の既存事業も上場の恩恵を受け切れてなかったように思います。憶測の域を出ませんが、
・昨今のリクナビ問題に端を発する、商品検討フロー含めた社内のガバナンス強化
・コロナ禍影響もあり、事業間人材移動の円滑化
・新卒採用の社内カニバリをなくす(リクルートのカンパニー間同士で同じ新卒の内定出しをしていたことなどもある)
あたりが再統合の狙いなのかなぁ、とか思っています。
飲食と旅行の2業界が大打撃を受けることで、ホットペッパーグルメとじゃらんの事業環境も相当厳しいものになってきています。
カンパニー制にしたことで、それぞれのカンパニー独自の意思決定と事業展開が上場した後でもやりやすくなっていましたが、それが故に同じ会社のはずなのに教育制度・考え方や価値観などもてんでバラバラで、もはやカンパニーが違うと全く別の会社のような認識を持ってしまうようなことは多々ありました。
次の10年の成長戦略を見据えた再統合なので、どうなるのか楽しみにはしています。
ちなみに形式上統合ですが、現場的にはオフィスもやることも変わらないため、実感はあまりありませんが…!みんな、あーだこーだいうけど、分社化にもメリットおよびデメリットあるし、
統合化にもメリットもデメリットもある。
機能型組織がいいとなったり、
事業型組織がいいとなったり、する。
それぞれに良いところと、悪いところがある。
ただ、こういう、ダイナミックな、
「縦のものを横にしたり、横のものを縦にしたり」の変化を、ある意味、意図的に起こし、揺さぶりをかけていくのがリクルート。
もちろん、膨大な手間もコストも、かかることだけど、そんなことよりも、組織や人材が変化を志向せず、安寧に安定することを嫌うのがリクルート。
(あくまで私の私見だが)分社化、統合化の良い悪いは、たぶん、大雑把に言えば、この法人という人格にとっては、どうでもいいのだ。そんなメリット・デメリットは瑣末なこと。おそらく、単に、大きく揺さぶって、安定といえばまだ聞こえはいいが、悪く言えば沈殿している組織や人材を活性化、覚醒したいだけ🤣…そんなふうに思ってしまう。
でも、このような自らカオスを志向するような会社は稀有なわけで、
多くの会社は自ら変化や変革や混乱やカオスは志向しないから、
コロナ禍を活用すればいい。
今は「大きく揺さぶられている」状態だから、これを機に、多くの日本企業が覚醒・変化・混乱・活性化していけばいいな、と、思う。