コロナ病床などの清掃「対応できる」業者は1割未満 厚労省調査
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日本では、看護師やリハビリスタッフ、ひいては医師までもが清掃にあたっている医療機関も少なくないと思います。
また、私自身の経験に基づくものですが、清掃に限らず感染者の部屋移動など、診療と関わりが少なく他の職種でも可能と思われる業務に医師が関わっている場面も多くあります。
「医師が足りないから医師を増やそう」「看護師が足りないから看護師を増やそう」が必ずしも適切な解ではないことを示す好例だと思います。リネンサプライ業者が人を送り込んで汚染物の処理や洗浄をサポートしているところもあるようです。
日本の医療施設はもともと看護師に雑用的な業務をやらせすぎなんです。完全看護の名のもとになんでもかんでもやらせる。特にいまはコロナで忙しい上にリスクとも常に隣り合わせ。
雑用的な業務は無資格でもOKな看護助手(看護補助者)を活用すれば良いのに、同じような仕事内容の介護施設の介護職員に比べて、政府の処遇改善手当てに差があるから、なり手が少なく、高齢化もしている。処遇の良い介護施設へどんどん転職してしまう。
お隣り韓国では、看護師は現在の看護大学は四年制のみで優秀。医師に次ぐ医療の専門家として「先生」と呼ばれ、医療行為以外はやりません。
代わりに看護助務士という有資格者が看護師のサポートをします。日本の看護助手と違って注射などの簡単な医療行為はできる。日本の看護助手以上、准看護師未満的な存在ですが、看護師にとってはありがたい。
また入院患者の身の回りの世話は家族がやるのが基本です。看護師に買い物を頼むなど言語道断。
いまはソウル市内など大都市の大手病院なら韓国も日本と手取り変わらない。あちらの方が税金安いので。
医療従事者と一律で同じように報道されてますが、看護師さんは本当に大変ですよ。患者さんに寄り添う完全看護スタイルにも良さはあるのですが、こういう非常事態には雑用的な負担が大きくなる。
かと言っていたずらに看護師を増やしてもしょうがないので、雑用的な業務を減らず代わりに、看護助手を増やす。そのために、介護施設と同じく政府が支援して処遇改善をして欲しい。というような話をとある病院の看護部長さんが議員さんに言ったら「院内で高級取りがたくさんいるのだから中で調整しなさい」と返されたとか。
そういう問題ではないんですが、、たとえば同じ医療法人グループ内に病院と介護施設があった場合、看護助手と介護スタッフ似たような仕事内容なのに介護施設の方が処遇が良いことは少なくない。いびつな制度により同一労働同一賃金になってない。医療従事者の不足という漠然とした不安も、医療従事者のやっている業務を整理して、医療従事者でなくてもできることを切り出して、そこに人材を投入できれば、漠然とした不安も解消されます。
医療従事者は国家資格が必要なので急に増やすことは一見難しそうですが、業務を切り分けて、医療従事者でなくてもできる仕事をコロナ禍で仕事がなくなった人へ斡旋したり、清掃業者への支援など、行政にもできることが一杯ありそうです。