楽天銀行-証券間のマネーブリッジは、証券口座内の銀行口座のように機能しており、即時性や手数料がかからない点でメリットがあるというのが「売り」である。その結果、楽天証券から入った顧客、楽天銀行から入った顧客双方が両サービスを利用したくなるという点に強みをもつ。2つの企業間にはシナジー効果が高い(範囲の経済がうまく機能する)。銀行も証券も、口座を開設してもらうことよりも、顧客からの第一選択として利用してもらうことにより苦労するが、楽天銀行などのネット専業銀行は条件を整備してきた成果が出てきており、対応が遅れる銀行から実質的な顧客を奪っている。
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