「今の株高は異常だ」と思う人の根本的な間違い
東洋経済オンライン
14Picks
コメント
注目のコメント
実体経済と株価が連動しないという議論は曖昧であるが、リーマンショックの時の株価の下落は実体経済と連動したような動きでもある。期待のことも論じられているが、株の正しい価値は今後の配当を受け取ることに対する評価であり、将来のことは正確に知り得ないので正しい価値と市場株価が乖離するのは不思議ではなく、この意味で今現在の実体経済だけの評価でもない。しかし、この投資家による評価自体が将来の配当の見込みがさほど変わらなくても、今現在の実体経済とは連動していないように見えるような変化が起きることもある。投資家が株式投資によってそれほど利益が出なくてもよいと評価を変えた場合、株価は逆説的だが上がる。このような評価の変化は、機会費用である金利の低下が代表的であるが、それだけではない。今後配当がどうなるか正確に知ることができないということや投資家がバブル的な期待を起こすことは、あったとしても長期的な株価変動を説明できるとは思わない。