5G、全国普及は数年後=携帯各社、エリア拡大急ぐ
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ケータイ料金は高い!の大合唱で値下げに踏み切るトレンドですが、日本のインフラは質的には恵まれていて、例えばドコモ回線のiPhone 12の場合、5Gですらない4Gで550Mbpsの下り速度を記録するほど(新宿三丁目交差点付近)。各国はその速度の1/4程度を出すべく5Gに取り組んでいます。
日本では5Gも、本気で数Gbpsの実行速度を狙おうとしているはずで、特に東京、大阪、名古屋などは真っ先に最も需実した「5G City」になるでしょう。心配なのは、今回の値下げ圧力で投資余力にどれだけのインパクトを与えるかということ。
iPhone 5と共に幕開けした米国の4G時代で、ネットアクセスがモバイルへと完全に移行し、Uberなどの移動系やモバイル決済が現実的かつ実用的になり、それらアプリを配信するインフラとしてのAppStoreやGoogle Playが世界の覇権を揺るぎないものとしました。
その現場にいた私としては、例えばクルマ必須からクルマ不要など、生活の変貌を目の当たりにし、それまでしょぼかったサンフランシスコのモバイル回線が4Gで世界にキャッチアップしたことが、アプリ経済圏を成立させるうえで大きな役割を果たしたと見ています。
インフラ普及の遅れは、5G時代のビジネス競争への参加権を失うことという危機感を持っています。もっとも、5Gでどんなアプリやプラットフォームが世界に広がるかはまだわかりません。2009年の段階で、AppStoreもUberも、Instagramすら、ちゃんと流行るかどうか予測できていなかったのですから。
注目のコメント
通信事業者は設備投資するだけで、利用料金は上げられない。
通信の技術はネットワーク機器ベンダーが握っていて、結局ベンダーが儲けるためにマイグレーションを繰り返す。
通信事業者は、ネットワーク全体の設計と基地局用地確保に奔走し、誰得?状態。
この分野は、外資系ネットワーク機器ベンダーが握っていて、日本のネットワーク機器ベンダーはNEC、富士通の2社を残すのみ。国際競争にさらされてこのままでは鳴かず飛ばず。
外資系ネットワーク機器ベンダーを潤すために、日本の国民のお金が使われているって皮肉な結果に。
なんとかこの流れを変えてもらいたい。端的に言えば、情報通信はデフレの世界。
昔はモデム、そのあとISDNやADSLと移り変わり、携帯も2G→3G→4Gと変わり、通信速度は早くなってきた。また電子機器も、性能が10倍、100倍になる中で、価格は変わらないか下がっている(これは半導体のおかげ)。
性能は上がり続け、価格は下がり続けるか横ばいとなることが、最新技術の普及を促進し、世の中全体の進化という形で表れてきている。
ずっとハイテク・情報通信の世界を見る中で、これだけ技術競争が激しい中で単価換算するとすごく安いものも少なくない。コーラなどはもちろん価値があるが、それが値下がりしない中で、対照的に値下がりして経営が厳しい企業もある中で、人々の生活の進化と企業としての結果については、常に考えさせられる。電波利用料、携帯会社もテレビ局も支払っています。
支払いながら、ネットワークインフラを構築およびメンテナンスをし続けなければならないって、なかなかの負担。
なのに、儲けすぎと言われる。
※総務車の電波利用料負担額のページ
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/fees/account/change/r01_futangaku/index.htm
※電波利用料値上げに関する記事
https://www.google.co.jp/amp/s/www.jiji.com/amp/article%3fk=2020091300167&g=pol