緊急事態宣言 政府なお慎重 経済打撃トラウマに 1都3県知事要請(毎日新聞)
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▶︎緊急事態宣言は本当に効果的なのか。
雰囲気に流されて政策判断をしないよう、この法律の構造をぜひ国民の皆様にはご理解いただきたいと思います。緊急事態宣言でできること、できないことをよく認識していただきたいのです。
1 緊急事態宣言で何ができるのか
政府が緊急事態宣言を発出すると、新型インフルエンザ等特措法に基づき、知事に、①学校、②保育所、③通所介護施設、④大規模な百貨店・ホテル、⑤大規模な劇場、⑥大規模な図書館・博物館等について、その利用停止措置の権限を与えることになります。
現段階において、課題となっているのは、【大人数での感染防止策をしない飲食】ですが、緊急事態宣言により、これを禁ずることはできません。飲食店は法律上、そもそも規制対象外となっています。
2 緊急事態宣言による悪影響
つまり、緊急事態宣言を発出しても、課題となっている【大人数の感染防止策をしない飲食】を制限することはできないばかりか、これを行うことで、関係のない学校や保育所などインフラ施設に影響を及ぼし、経済活動への萎縮効果が甚大になる恐れがあります。
3 正しい対処方法とは
現在の医療的課題に対応するならば、自治体で条例を作り、大人数の飲食を制限する法規制を行う方が有益です。
つまり、緊急事態宣言は、規制目的と手段の間に合理性がなく、政策としてとり得ないと考えています。
知事が向かうべきは政府ではなく、条例案を作り、それぞれの都県議会に諮り、議論を促すことではないでしょうか。
注目のコメント
3知事のパフォーマンスは、不要です。
実効性の伴わない非常事態宣言は、真面目な事業者に不利益を強いるだけだし、前回のような、感染者抑制効果はないでしょう。
知事達が、依頼すべきは、都民、県民に対して、感染防止策を徹底することです。