「買収名人」グーグルによる、事業シナジーからコアサービスの産み方
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「GAFA」脅威論が叫ばれ始めた頃、Googleが全部やるからスタートアップの出る幕はないという議論もありましたが、一貫して懐疑的でした。今回の記事にあるように、Googleの多くの主要サービスはM&Aによるところが大きく、ゼロからGoogleで立ち上がったものは片手で数えられる程です。スタートアップにとっては、Googleも成長やエグジットのためのエコシステムであり、同じことが他のビックテックにも言えます。
ただ最近のGoogleは大きくなり過ぎて官僚化しているという声も周りで聞くので、今後も継続してうまくM&Aを大きな事業に繋げられるかは要チェックポイントでしょう。
注目のコメント
良記事。こうやって改めてみるとGoogleのM&A巧者ぶりは目立ちますね〜 他方、日本のM&Aはただ割安と思われる会社を買うだけが多い。この辺の差も大きいんだろうな〜
1. Android → 世界一のモバイルOSに
2. YouTube → 世界一の動画プラットフォームに
3. Postini → Gmailに実装
4. Waze → Mapsに実装
5. Applied Semantics → AdSenseに実装
6. Urchin → Analyticsの前身
7. Where 2 → Mapsに実装
8. Keyhole → Mapsに実装個人的な気づきは2つ
ー ここで挙げられた成功の裏に、その何倍もの失敗買収がある。M&Aは失敗ありき、ぐらいの前提で、ある程度数をこなすことが大事。千三つ、の割り切りを持つことで、スピード感も出てくる
ー Googleほどのリソースがあっても、どんどん外から買ってくる。がんばれば作れるかもしれないが外にあるものの方が良いと認めて買ってくる。ベンチャーのプロダクトを「あんなの簡単につくれる」と斜に構える日本企業は見習うべき成功した買収は2010年以前、というのがポイントだと思う。
Appleもそうだが、相手が小さいうちにその規模に対しては高額で買収し、自社のコアに組み込むと一気に価値が増えるような買収。また、その当時は黎明期の市場という点で、その戦略がうまくいくと自社自身も大きく成長する(Android、YouTubeが典型)。