アメリカ 新型コロナ感染者が2000万人超 死者は3日間で1万人超
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アメリカは人口当たりの検査数も多く、きちんとした統計のある国なので、アメリカばかりが取り上げられていますが、実態としてアメリカより酷い国はたくさんあります。
私はメキシコ在住ですが、"統計上"の人口当たり死亡数がアメリカと同じぐらいです。
ですが、人口当たりの検査数はアメリカの2％程度、検査陽性率は50％前後で世界最低レベル。超過死亡者数はコロナ死者統計の2倍以上。しかも、高齢者人口比率がアメリカよりかなり少ない若者の国です。
統計や高齢者人口比率の違いを考えれば、アメリカの3～5倍ぐらいは酷い状況だと考えています。
実際に、10ぐらいの病院をたらいまわしにされて死亡した患者の話も聞きます。入院患者死亡率は3割、人工呼吸器挿管患者は9割死亡です。貧困層はそもそも病院に行けませんし、病院を怖がって入院したがらない人も多いです。医療現場レベルの違いもあるでしょう。
コロナをちょっと辛い風邪だと甘く見ている人がまだまだ多いようですが、実態を知るには、アメリカよりも酷い場所では何が起きているのかを知ってもらうのが一番だと思います。
医療レベルが低く、民度や政府の対応が大きく間違ってしまったときに何が起きるのか。コロナは放置すると本当に酷い事になりますよ。
もちろん経済も止めるわけにはいきません。とはいえ、今は全世界が必死に抑え込もうとしても、現状規模のコロナ死者をだしています。
引き続きよく考えていきましょう。
注目のコメント
12月上旬、30人に一人だったのが、1カ月でほぼ半分の16、17人に一人が感染した計算。感染拡大が止まらず、神経質に暮らしているのが現状です。アメリカにいるみなさん、どうかご無事で。
単純計算では米国全体で16人から17人に１人が感染したということになります。検査の限界から、実際の感染者数自体は、数百万単位あるいは1000万単位でさらに大きな数字だと予想されます。
しかし、多く見積もって10人に1人がすでに感染したと仮定しても、まだ9割の人には新たに感染が広がりうることを意味しています。すなわち、対策がなければ今よりさらに悪化する事態を容易に招きえます。
人の接触を止めれば感染は広がりようがないことは分かっていながら、人の動きを止めるのには限界があることも、もう痛いほど分かっています。ワクチンを早く広げなくてはいけません。日本も、同じような道をたどる可能性もあるので他山の石にするわけにはいかないですよね。
感染を抑制した台湾は、『地道な感染予防策』を『初動から丁寧に続けた』ことが成功に結び付いたのであって、特別な方法をとったわけではありません。
現状として初動で失敗したのですが、諦めればさらに被害は拡大します。
おそらく米国は、先行してワクチンの効果を示すことになるでしょう。その情報を正しく得ながら、日本での接種計画を丁寧にすすめましょう。
それまでは、二の舞にならないよう、感染予防策を続けていくしかないと思います。
