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マレー半島高速鉄道計画を撤回 財政悪化とコロナを懸念

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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    本件は最初に構想が発表されたのは、ナジブ政権下の2010年でした。他方、シンガポール側は常に本件の実現性については慎重なところがあったことは否めません。また、数週間前にはマレーシア側でも専門家意見として、シンガポールまでいけない、つまり、ジョホール止まりならば中止したほうが良いという意見がでていました。
    https://www.nna.jp/news/show/2131570

    重要な動きとして、あまり日本語メディアでは大きく報じられませんでしたが、ジョホールーシンガポール快速鉄道というプロジェクトが動いており、日本の五洋建設が受注しています。2026年開通し、シンガポール側ではMRT新線のトムソンラインに乗り換えができます(先日、開通している2駅だけの部分に乗りました。車両は川崎重工製)。高速鉄道計画の中止はこの快速鉄道とあわせて解釈する必要があります(なぜ快速鉄道に報道は触れないのか)。

    https://www.asiax.biz/news/56406/

    快速鉄道でマレーシアーシンガポール間の往来が楽になります。これまでは大渋滞のコーズウェイを基本的に使わざるを得ませんでした(もう少し空いているセカンドリンクもありますが、公共交通機関等はコーズウェイ側の方が手段多い)。現在も鉄道で移動することは可能ですが、昔からのマラヤ鉄道で本数も少なく利便性が低い状況です。

    新たな快速鉄道ができれば、このボトルネックが解消できます。

    シンガポールとマレーシアの相互依存関係は非常に深い。労働力、人材、資源、市場、地縁・血縁、文化といった幅広い点で結びつきが強い。

    シンガポールとしては、安全保障上の理由からマレーシアとの玄関口をあまり増やしたくないように感じられます。コーズウェイと1998年にできたセカンドリンクのみ。フォレストシティからの直行ルートはセールストークで聞きましたが、シンガポールが合意した情報には触れていません。

    シンガポール=クアラルンプール間は飛行機がシャトル状態で飛んでいますが、空港での待ち時間や市内移動などを考えると飛び乗れる新幹線の方が便利ですが、新幹線で採算を取ることは非常にハードルが高いです。

    快速鉄道という選択肢は、両国にとってそれなりによい選択肢と思われます。高速鉄道計画はナジブ政権下で推進されたという点も様々な含みがあります。


注目のコメント

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    S&S investments 代表取締役

    ただでさえ厳しいジョホールの不動産開発が更に苦境に。シンガポールから地下鉄を延伸してジョホール州まで結ぶ計画もどうなってしまうか分からない。移住当初にジョホールは厳しいと見切って、不動産の取り扱いをすぐにやめておいてよかった


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    もともとマレーシアとシンガポール両国が設定していた期限が2020年12月31日で、それまでに両国政府が合意できる案がつくれなかった、ということになります。
     影響は特にマレーシア側で大きく、かなりの政治問題になっています。すでに路線予定地の買収、停車駅周辺の開発を当て込んで土地を買った企業、自治体、政治家、王族などはたくさんいます。このことだけでも、政治的な争いが起きる理由になります。
     高速鉄道の建設自体だけでも、3兆円はかかると見込まれていたプロジェクトでした。2020年は、マレーシアもシンガポールも税収が劇的に悪化することは避けられないでしょう。2021年も続き、その先もどうなるかわかりません。
     2026年完成をめどに高速鉄道建設、という歳出は、削りたいのが当然でしょう。


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