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【干場弓子】出版不況「3つの要因」と「2つの成長戦略」

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    日本の国内市場が中途半端に大きいのが海外進出が進まない理由、というのは多くの産業についていわれてきたことです。それでも、日本の国内市場が収縮していく以上は活路を求めて海外進出していく、というのが今までの「失われた30年」であったと思います。
     それまでの製造業に加えて、小売業も、飲食業も、食品企業も、不動産業も、東アジアを中心に海外展開していきました。成功例もあれば失敗例もあります。
     その中でも、出版業が国内市場にしがみつかざるをえなかったのは、言語と文化を前提とした産業だからでしょう。教育産業、公文やベネッセのようなところは、むしろコンテンツとしては世界共通のところがあり、東アジアで急速に広まりました。しかし、出版業は、集英社や角川のようなマンガ大手を除けば積極的な展開は限られていました。アニメならすぐ広まるのですが、マンガは簡単ではありませんでした。いわんや、小説などは中国、韓国、台湾以外では、かなり購買層が限られます。中国、韓国、台湾は世界中でも別格で、ライトノベルなども相当に売れています。
     それら以外のコンテンツで日本発の本がヒットすることもあります。「ときめき片付け」とか「生きがい」とかです。しかし、こういうのは何の拍子でヒットするのか、本当にわかりません。
     ある程度安定した需要が見込めるのは、日本発の絵本ですね。これも中国、韓国、台湾ですが、すでに安定した市場があります。韓国で近年最も売れた日本の本といえば、『おしりたんてい』でしょう。日本の絵本は欧米の絵本以上に共感を得やすく、教育効果があり、翻訳されたものはかなり売れています。


注目のコメント

  • NewsPicks パブリッシング編集長

    ディスカヴァーに勤めているとき、海外のブックフェアにも連れて行っていただきました。ここには書かれていませんが、ディスカヴァーは社員旅行も海外に行くことが多く、NY、香港、シンガポール…いろんなところに連れて行っていただきました。いま自分が事業の数字を見る立場になると、あれだけの人数を連れて行くのは本当に大変な出費だったよな…と、一層しみじみ感じます笑。社員に海外を見ろ、世界を感じろと伝えたかったのでしょうね。ディスカヴァーは、出版社には珍しい新しいもの好き、挑戦好きのカルチャーでした。


  • PIVOT エグゼクティブ・エディター

    ディスカヴァー・トゥエンティワンの共同創業者・干場弓子さんの連載第6回です。
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    取次を通さない「直取引」と独自の企画開発力で異彩を放つ出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワン。創業社長として35年、成長を率いた干場弓子さんは、勝間和代さんなど時代を象徴するキーパーソンを発掘した功績でも知られる。

    近年は、日本の出版コンテンツの世界展開にも尽力してきた。華やかで屈託のない笑顔の裏には、いくつものピンチを乗り越えた歴史がある。

    社長を退任して1年。「楽しくなければ、仕事じゃない」と言い切る干場さんが指針にする哲学、そしてこれから描くセカンドキャリアとは。(全7回)

    ■第1回 今を楽しく生きる、ディスカヴァー21創業者の仕事道
    ■第2回 イノベーションは、個人の中の多様性から生まれる
    ■第3回 何のために仕事をするのか。私が見つけた働く理由
    ■第4回 「ないない尽くし」だからオリジナリティが生まれた
    ■第5回 企画のつくり方「テーマが先か、人が先か?」
    ■第6回 出版不況「3つの要因」と「2つの成長戦略」
    ■第7回 無理なく楽しく働ける条件は「自分で決められるか」


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