「予約困難な寿司屋の常連とはどんな人たちか」3年間で600万円分を食べた28歳の結論
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いいですね、
寿司を食べる場が大変良い社会勉強になってますね!
豊かな人脈も得られる良い時間となり、
旬の良いお寿司も食べられる。
コロナ明けたら、
真っ先に行きたいこういうお寿司屋に行く。
一流に触れてみたいですね。
注目のコメント
こちらの記事、よく読まれています。ありがとうございます。せっかくなので、すこし舞台裏を。
最初に持ち込まれた企画は「私が高級寿司屋で何を学んだか」でした。その要素は残っているのですが、タイトルになる要素として「高級寿司屋に集まる人たち」にフォーカスしてほしいとお願いしました。
こちらの意図は客観的にすることです。「学び」というと、どんな便益があったのかが気になります。筆者が寿司屋に通い詰めた結果、大成功していれば面白いのですが、そういうわけではないですし、仮に大成功していても、寿司屋のおかげなのかはわかりません。
一方、「どんな人がいるか」であれば、それは筆者の属性とは関係ありません。見たこと、聞いたことに、軸を置いてもらいました。「激レアさん」も、そういう作りですよね。「情熱大陸」のように、成功譚にするのではなく、淡々とすごい話を積み上げていく。それが、結果として、語り部の異様さを際立たせます。
このあたり、いまどきのコンテンツづくりに共通することだと思います。たとえば「スーパーハードボイルドグルメリポート」は、その点に極めて自覚的です。無理にストーリーにすると、シラけてしまう。あるがままをゴロッと出すことが、いちばん強くなります。こういう所には「予約困難になる前から通っている」というのが1番理想で、なおかつ予約困難になっても昔からのお客さんを邪険にしない、というお店が理想的だと思います。鮨屋に限らず、後者はお金が絡むので物凄く人間性が出て興味深いです。