ピエール・カルダン氏死去 仏ファッションデザイナー、98歳
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初めて既製服を世に出し、初めてライセンスビジネスを始め、初めてメンズスーツをデザインし、初めて共産圏でショーをするなど、数々の前例を作った革新者です。
初めてのパリで道を聞いた人が実は運命を導く人だったとか、マキシムに入店を断られたので後に買収してリベンジしたとか、ジャンヌ・モローと恋愛関係にあったけど男性の恋人を選んだとか、大物エピソードにも事欠かないチャームとカリスマを備えています。
大回顧展がおこなわれ、その人生とキャリアを「カラフルに」総括する映画が世界で公開されて人生をまとめあげ、注目が再び集まっているタイミングでの大往生。みごとなエンディングです。神に愛され、神からのギフトを活かしきった稀有な人だと思います。R.I.P.15年ほど前に、ある会社を買収したのですが、その会社がピエール・カルダン氏からライセンスを受けていた関係で、株主変更に同氏の承認が必要なことがありました。
その時点で「まだ存命なのか!」と驚きましたが、秘書?の方もなかなか同氏をつかまえることが出来ず、取引前日の深夜に承諾書がファックスで届き、安心した記憶があります。しかもそのファックスには、あのブランドロゴにもなっているサインそのものが! ちょっと感動モノでした。
ご冥福をお祈りいたします。僕が文化服装学院の学生だった頃、文化祭のショーにカルダン氏が来られた。事前に「15分だけ観て帰る」とのことだったので、ショー委員長だった私は、スタッフやモデル全員に「カルダン氏が席を立てなくなるショーをやろう」と声を掛けた。それが効いたのかは分からないが、カルダン氏はショーを最後まで観てくれた。青春の1ページ。