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コメントの最後にある11人の社外取締役の一人として、大変興味深く読ませていただきました。常に議論させていただいている本質論をストレートトークしていただいており、経営現場と少しのズレもありません。
もちろん、北極星として掲げられた「安心・安全・健康のテーマパーク」も「リアル・データ・プラットフォーマー」という事業モデル構想も、社会実装化や収益化はこれからが正念場です。しかし、まずはこれだけスケールの大きい志(パーパス)から出発することこそ、私が提唱させていただいている「志本経営」(パーパシズム)の基本です。
このような骨太な変革のリーダーが、伝統的な大企業も出現してくれば、日本が新常態において世界のフロントランナーに立つことも夢ではないでしょう。そのためには、ぜひ一人でも多くの皆さんが、このような社会システムの変革に参加され、主導されていくことを、心から期待したいと思います。
いわゆる〝伝統企業〟のトップで、ここまで踏み込んで発信し続ける経営者はあまりいないと思います。社長になってから、介護に新規参入し、海外の保険会社も買収し、あのピーター・ティールが率いるパランティアにもいち早く出資を決めました。外部から見ていると、コロナになったことで、そうした「経営の先手」が正しかったのも証明されたと思います。

櫻田CEOは、先日、動画番組「Weekly Ochiai」にも出演しています。「介護のイノベーション」の会で、こちらも面白かったです(https://newspicks.com/movie-series/28?movieId=968)。

また、櫻田さんの人生を追った以下の連載も必読です。
【新】修羅場をくぐったSOMPO櫻田社長の仕事哲学
https://newspicks.com/news/4204183
大変恐縮ですが、保険会社の社長が「自分は保険会社だっていう感覚が全くない」とおっしゃるのは、一番怖いパターンと心配です。顧客がどう思っているかがすべてです。少し前の私の履歴書に寺田千代乃さんが「アートコーポレーションという社名にかえたが、顧客には何の会社かわからず、顧客目線といいながらそれが一番欠けていた」と書かれていたことを思い出しました。
保険会社は顧客の様々な情報を一定の時系列で持っていますし、保険という機能は様々な産業と掛け合わせが進む領域でもあります(フィンテックX保険、物流X保険、サイバーセキュリティX保険など)。 デジタル化が進む中で動きやすいポジションですし、保険という切り口から様々な領域に入って行って、そこで得られたデータや知見で新しいソリューションを提供するという流れは進んでいくでしょう。

SOMPOとはPalantirのプロジェクト含め様々な場面でご一緒させて頂いていますが、特にイノベーション領域においては、リーダーシップ、現場、外部登用者がとてもうまく連動している印象です。
非常に興味深く読ませていただきました。
介護事業の買収やパランティアとの事業については、これまで投資や買収を本業としてきた身からすると、名和先生もご提唱されている志本(パーパス)がが資本の理屈(現時点で予想可能な利益・キャッシュフローからビジネスの価値を算出)の先に来る点に興味がありましたが、この順序に社会的使命を感じると共にパーパスがチャレンジを許容する理由にもなっていると感じました。
データの活用は、利用者のニーズや現場の課題を浮き彫りにしてくれます。大手企業でここまで踏み込んでデータの活用を考えている人はいないでしょう。保険会社からヘルスケアの会社へ、そしてその後どう変容するのか、期待したいですね。
パランティア出資を含めた損保のデジタル化に関する取り組みを評価するには時期尚早だと思いますが、櫻田CEOの発言は独特で面白いですね。「デジタル戦略はない」というスタンスは凄く共感出来ました。他人と違うことをするのが戦略であるはずなのに、とりあえずDXしなきゃいけない、という意識の企業も多い中で。

日本はもちろん世界でも、伝統的大企業がトランスフォーメーションに成功した事例はほとんど無いので期待です。ちなみにSOMPOは「大企業」というものの、安定した事業を持つSOMPOの時価総額が1.5兆円で、創業以来赤字のパランティアが4.5兆円というのはやはり違和感はあります。パランティアにとっても、アメリカ政府に続く収益源としての日本市場を開拓出来るのかが重要になりそうです。
SOMPOのチャレンジ精神は素晴らしいですよね。ニュースを見るたびに、よくもこれだけ幅広くチャレンジできるものだなと思います。一方で、PoCの記事は見かけるのですが、それ以降音沙汰が見られないのも事実です。デジタルの領域では、いかに失敗できるかが重要なのは周知の通りですが、ぜひSOMPOにはもう一歩踏み込んでもらって、実ビジネスで価値を出すレベルまで取り組みを持って行ってもらいたいものです。
今のところ業績や株価が突出しているわけではありませんが、パランティアへの出資などリスクをとっている打ち手が目立ちます。ガバナンスへの言及も素晴らしい
"2019年から委員会設置会社に移行して、12人の取締役のうち、監査役の1人を除くと、社内取締役は私と副社長だけです"
個人的にはパランティアとの共同事業をただの絵にかいた餅で終わらせず、しっかり形にできるのかが一番気になります。このプロジェクトに入っている人は楽しいだろうなー!
この連載について
コロナ禍の停滞から世界が再起動する2021年。各界のリーダーたちは現状をどう捉え、どのような決断を下すのか。今後の世界を見通すために必読のトップインタビューを掲載する。