セブン、おにぎり消費期限2倍に 「廃棄5割減」 21年3月以降 保存料なしでも鮮度保持
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窒素充填は畜産商品などで広がってきています。確かに消費期限伸びてありがたい。これがおにぎりだけでなく、惣菜にも進むのは海外のスーパーと同じ方向性。
海外のスーパーのお惣菜は(総じてクオリティは低めですが)、驚くほど消費期限長いです。添加物不使用で1週間!とか。
注目のコメント
どういうロジックなのかわからないですが、廃棄量が多いのは賞味期限の問題ではなく、発注量のコントロールに問題があるだけで、そこが改善されなければ廃棄量は変わらない気がするが。しかも客はより一層、賞味期限が長いものから手に取るようになると思う。
いくつかポイントを。
1. 消費期限が伸びると、発注数の調整の幅が広がる
販売の最大化と廃棄の最小化を行うためには、理論的には、余裕を持たせて発注して、売れなければ次の発注数を少なくして調節する事で可能です。これは消費期限が長いほど、調節がやりやすくなります。まず、AI使おうが何時間エクセルで分析しようが、明日売れる数をピッタリ当てる事は無理。ヘタな発注はあっても、ピタリ発注なんて存在しないんですよ、この世の中。
おにぎりは消費期限が短いので、次の日の発注で調節って難しいんですよ。なぜなら、次の日に発注する時に、前日届いた商品は廃棄になっているので、(正確には違いますが)ゼロスタートでまた発注しなくてはいけません。
消費期限が倍になれば、前日届いた商品が次の日に発注する時に廃棄にならず残っています。これなら、発注数の調節が容易になります。
2. コンビニは粗利分配のビジネス
大手コンビニはミニストップを除き、粗利分配のビジネスです。加盟店と本部で粗利を分けるので、値引きしなくても売れるなら、値引きをしない方が双方にとっていい事です。また、値引きをする作業ってそもそもめんどくさいので、やらなくていいならやらない方が良い。もちろん、コンビニの値引き方法の簡略化などは進めるべきですが、それと同時に長鮮度が進めてくれるのはだれにとってもいいこと。
3. 質とか品質をトレードオフにしない技術開発
昔は商品の質の鮮度ってトレードオフが大きかったんですが、今は冷凍技術やパッケージ技術の発達でそのトレードオフが少なくなっています。添加物低減は今の食品開発で必須。こう言う商品開発はこれからも増えてくるかと。
4.プラスチックは?
パッケージ改善による消費期限の延長ってコンビニに関わらず使われていると思いますが、結局プラスチックを使う。紙ストローだ、レジ袋有料化だと言っても、プラスチックほど優秀な素材って無いわけです。プラスチックを無くすことよりも、害のないプラスチックって作れないの?って思っちゃいます。この一例を見ても脱プラとか無理。そもそも売りきれないように発注してきた事が原因。
売り切れに対して過敏になり過ぎている。
売り切れを提供者も消費者も、受け入れる事が大事な気がします。