資生堂社長、値引き販売で異例の「お詫び文」
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これはメーカーとしては見方が非常に難しい。この時代にEC拡張を急ぐのは当然のことだし、いち早く会員の顧客データ、使ってくれているものをデータ化することが急務。既存のビジネスモデルにあぐらかいてると、いつのまにかデータドリブンが凄いメーカーにひっくり返される可能性もある。値引きでも何でもECサイトにアクセスして貰って直購買を増やしていきたいのは理解できる。
一方で今まで、更には現在も持ちつ持たれつの関係にある得意先を出し抜く、みたいなのは本件のように理解されずに炎上する。
非常に繊細なハンドリングが求められる案件だなと感じた。
注目のコメント
これは、決してやってはいけないこと。
化粧品販売店だけでなく、化粧品を取り扱うすべての流通に対して、反感を生んでしまいます。
過去、スポーツブランドさんで、ネット販売をされる際には、自身が売っていない体裁にした上で、定価販売を徹底されていました。
自身が販売していることがバレても、定価なら問題発生しないからです。
過去、当社セミナーで「在庫は、罪悪」と言っていた資生堂さんなので、優先順位を間違えてしまったのは、残念です。
魚谷さんの手紙対応は、さすがですが、これまで以上に厳しい眼で、行動をみられることになりますね。これはやっぱり色々ダメだらけなのは前提なんだけど、一方で今のネット社会におけるメーカーと流通の矛盾も考えないといけないんだろうね。資生堂クラスが一度しゃがんで全てを直営+ECに切り替えたら凄いDX事例になる。今の求められているデジタルトランスフォーメーションとはこういう時代にマッチしたビジネストランスフォームだろう。ただこれまで支えてきた特に小さな個人事業主の流通網を切るというのはブランドの切り売りと言えるのも分かる。まさにイノベーションのジレンマ。カルロスゴーンみたいなトップが突然来たらバサッとやっちゃうかもね笑
自社サイトとその他の小売りのプライシング問題そもそも結構センシティブなのに、こんな明らかに炎上しそうな値引き販売なぜコミュニケーションも取らずにやったのかな…店頭で値引きせずにブランドと売価を守ってきた化粧品専門店が激怒しそうなのもわかる…