出版物の販売額 16年連続で減少 コミックス好調も旅行ガイド減
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書籍と雑誌というざっくりな分類に驚く。
雑誌の中に漫画と定期刊行が入ってるとすると、定期はなんで下がるんだろう?
定期刊行雑誌の消費は家にあるわけではなく、店舗とかにあるのかな?カウントは仕向先は関係ないのか?
いろいろと考えると消費行動って面白いです。
注目のコメント
ざっと概算しただけでも、総額は最盛期(96年)の46%、雑誌は35%、書籍は61%だ。
ただし、この出版文化研究所の統計は、取次ルートのものだ。
したがってDiscoverのような直取引出版社の売り上げは含まれない。
といっても、まあ、Discoverだけでは誤差にもならない微々たるものだが、気になるのは、Amazon の猛烈な直取引移行プレッシャーに、実際のところどれだけの出版社が屈したというか応じているかだ。もちろんDiscoverは元々直取引だが。
というのもこのコロナ禍で多くの出版社で、Amazonを中心とするオンライン書店での売り上げが倍増とはいかなくても急増し、リアル書店での売り上げを抜く日も遠くないような勢だと漏れ聞くからだ。Amazon がデータを公表しないので、実際のところは不明だが、Amazonは基本、雑誌ではなく、書籍販売なので、書籍の売り上げは上記の6600億円よりは大きいものとなるだろう。(ただし中古本取りひきは出版社にも著者にも還元されないわけだが)
Kindleを中心とする電子書籍の売り上げの延びは、電子コミックを中心にこちらもめざましいものがあるが(電子コミックだけでも2500億円以上)、こちらは多くの出版社がメディアドゥを通しているので把握できているが、上記の統計には含まれていない。
電子も含めれば書籍の減少は、人口の減少に準じたもの(実際には後期高齢者の割合が増えるとその限りではないが)であり、雑誌は課金ネット(このnews picksもそうだ)に代替されていくであろうことは、別に、コロナがあろうとなかろうと、10年以上前から分かっていたことだ。課題は書店の再設計だ。Amazonがリアル書店を持ち始めたように、やはりリアル書店も必要だから。書籍が1パーセントしかさがらなかったことに注目。
広告をいれた紙の定期刊行物(雑誌・新聞)は、コロナ禍でデジタルに急速におきかわっていったが、紙の書籍はそうではなかったということだ。
新聞社によっては今年上半期で25パーセントの売り上げ減など広告減もあいまってすさまじい状況になっているなかで、書籍は影響をうけなかった。
もちはこびができる。書き込みができる。どこまで読んだかが、一目でわかる。装幀の美しさなど、機能としての優位性がまだある。
そしてネットを販促の手段とできて、食い合うことがない。旅行ガイドといえば、下記のニュースは自分的には衝撃でした。
ダイヤモンド・ビッグ社、「地球の歩き方」などを学研プラスに事業譲渡
https://newspicks.com/news/5396517