Netflixに増えるアジア系の物語。その新しさと、人種的ステレオタイプな描写の問題点
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注目のコメント
取り上げられないよりはずっと良い。その上で、ちゃんと理解してくれよ!とは思う。しかしさらに言うなら、このように描かれるのは我々がこのように見えていると言うことに裏返しでもある。
日本もコミュニケーション上手になって相手に自国の良さを尊敬される形でうまく伝えていくことが必要だ。アニメを売っていたらオタクイメージが、寿司を立てれば寿司職人のイメージが日本を代表するものになっていくのは当たり前だ。
日本が今後売り物にできるのは文化だから、(この理由は長くなるので端折りますが)国には売れる文化を売るのではなく(ここは民間でも割と出来る)尊敬される文化を持つ国として、ふさわしいイメージ発信をして行ってもらいたいと思う。
その時にいきなり伝統的な価値観を出しても誤解が生まれるばかりで、翻訳機が必ず必要なものだ。KonMariさんが神道の価値観を伝えたとみなされているように、なんらかのハマる翻訳機能は必ずある。(逆に何かがハマっちゃってるから今のように解釈されてるわけで)
私は個人的には自分が何かできる範囲だと、日本歌曲にその翻訳機の可能性を大いに感じています。山田耕筰や中田喜直の曲の芸術性は海外でも次第に高く評価されてきているし、西洋音楽の手法を使っているので海外の人も理解できる範疇にある芸術。その上クラシックは原語で歌うのがお約束ですから日本語の響きや詩の世界観も伝えられる。ちなみに、PDFでの楽譜や詩の発音記号の整備が遅れているんですよね〜。もっと海外に日本の歌曲を伝える活動を加速させていかなくちゃなぁ!Netflixのようなグローバルに動画配信できるプラットフォームができると最初から全世界に受け入れられる作品づくりが前提になってくると思うので、そうなると人種ごとのステレオタイプに囚われるのではなくよりフラットに作品づくりをすることが求められるのかなと思います。
クレイジーリッチの映画がヒットした際に、何かの記事でWhite Asianという言葉を初めて聞いたのを思い出しました。東アジア人(中国、日本、韓国人など比較的肌の白いアジア人)を指す言葉で、アジア系の物語が増えたと言っても白アジア人に限った話でそうでないアジア人がは未だに無視されたままだ、といった内容だと記憶しています。そういう線引きがあるとは知らなかったので、それは自分が「優遇されている」グループに属するからで、自分は優遇されていないグループに対してインセンシティブだったのかも、とちょっとショックでした。優遇されてるグループは自分が優遇されていると気づいていない、ということに気付かされた瞬間でした。