中国、温泉ホテルの予約が前年レベルに回復
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中国に住んでいると温泉需要は年々高まっている印象を受けます。
因みに、中国の温浴関連市場の規模は約4兆8000億円です。
内訳としては
・入浴施設:約3兆2000億円
・スパ施設:約9600億円
・温泉リゾート:数千億円
また、業界には約6万の入浴施設がひしめいておりますが、5000平方メートル以上の大型総合温浴施設は10%に過ぎず、チェーン展開している事業者の比率はわずか0.5%にとどまっております。
市場構造は極めて分散的であり、参入者のレベルも高くありません。
多くの施設の内装は古臭く、サービスは時代後れで、業界最大の不満点は衛生面にあるとのことです。
大型の衛生面がしっかりとした温泉施設は今後も増えていくと思われます。湖北省に住む家族と話していてもコロナの話には全くならず、皆1ヶ月以上自宅から出れない生活を送っていたことも忘れたかのようです笑
この前の国慶節休みで小規模クラスターは発生したものの、基本的に抑え込みはできているようで、景気は良いとは言えませんが日常は取り戻しています。
中国国内ではこれから妻夫木聡さんらが出演する人気映画も公開され、さらに映画の舞台は東京。訪日したいと思う中国人も爆増すると思っているので、早期インバウンド再開を祈りつつ、今はただ我慢して備えておくのが良いですね。
インバウンド業界に携わる企業さんは本当に大変かと思いますが、再開したらお釣りが返ってくるくらいじゃんじゃん稼ぎましょう。それまでは辛抱です。記事より
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中国最大級のオンライントラベルエージェント「去哪儿(Qunar)」のデータによると、11月22日以降、中国国内の温泉ホテルの予約数が昨年同期の水準まで回復したという。温泉ホテルの予約数自体はまだ昨年に及ばないものの、平均決済額は昨年の1泊当たり596元(約9420円)から今年は615元(約9720円)と微増しており、昨年を上回っている。
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「去哪儿(Qunar)」は、中国語で『どこいく?』みたいな意味。
元々は、トリップアドバイザーのようなUGCの強いサービスだったけれど、その立場では马蜂窝のほうが強く、最近はOTA寄りに力を入れているご様子。
中国人は日本へのインバウンドでナンバーワンの人数、ナンバーワンの総消費額だが、中国に行って感じるのは、海外旅行ブームの前に、まず国内旅行ブームであるということ。
コロナ前はどの観光地も非常に賑わっていた。
日本と同じで中国人も海外旅行できるような富裕層の消費が、今は全部、国内旅行に回るわけで、単価が上がるのは納得。
日本もGOTOでは、高級温泉旅館に人気が集中した。