わいせつ対策の法改正断念 文科相、教員免許再取得で
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失望しかないニュースです。
子どもたちの安全と、わいせつ教員の職業選択の自由が天秤にかけられて、後者が優先されたということです。
萩生田大臣も改正に前向きであっただけに、残念すぎます。文科省の一部に強力な反対勢力がいるとしか思えません。
そもそも、教員採用試験の点数が低ければ教員になることを拒絶できるのに、強制わいせつの経歴があることでの拒絶はできないとする論理には、全く納得できません。
さらに言えば、わいせつ教員が再チャレンジできる環境も整えるべきだと言うなら、そのための特別免許状制度でも作ればいいわけです。そちらで厳格な要件を定めて再チャレンジ可能にすれば、子どもたちの安全と職業選択の自由は両立可能です。
要は、文科省担当部局の思考停止と、何より志の低さです。これは猛批判に晒されてほしいですし、法制度改正まで絶対に持っていきます。悔しい。
追記:内閣法制局による見解という話が追記されたようですが、そもそも内閣法制局のせいにするなという話ですし、じゃぁ文科省は何をするのかという対案が「懲戒免職の情報を官報に掲載する際、わいせつ行為が理由と明記する規定を設ける」って、本当に問題解決する気ありますか?他にできることいくらでもあります。
最近文科省は前向きにがんばっていたことも多かっただけに、この問題の旧態依然とした思考停止は本当に残念です。なぜわいせつ行為を犯した加害者側の権利が守られるのでしょう?
また、教員免許を取得できない期間が「3年間」だと「個人の権利制限」にはならないが、「5年間」に延ばすと権利制限だと判断したのでしょうか。
法解釈自体に納得がいきません。幼児性愛は治るとかいうものではなく、再犯率が高いのは周知の事実。内閣法制局は、こうしたデータの積み重ねや精神医学の発達を無視して、刑法ができた大昔の観念で判断してるのだろう。
それはなぜかというと、子供のためを考えているのではなく、これまでのやり方を初めて大きく変えるのが自分であるのは嫌だという、保守的というより保身的な考えによるのではないか。
立憲民主党も共産党も、こういう問題で政府をもっともっと追及すべきではないか。安倍叩きだけ!に熱を上げていては、どうせ野党は反権力のスタンドプレーしか考えてないんだろと冷めてみている若い世代の支持は永遠に得られませんよ。