クレジットカードで運賃決済!南海電鉄が実証実験
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これが実現されれば海外からの観光客にとっては本当に便利になると思います。
券売機は国によって操作方法もかなりことなるので、タッチ決済にする事で混乱が減ると思われます。
個人的にもSuicaを使わずに済むなら、シンプルさが増して非常にありがたいです。
注目のコメント
Engadget日本語版の記事がもう少しだけ詳しいですね。
https://newspicks.com/news/5489501
NFC規格の違いもありますが、大きなポイントは運賃の決済にクレジットカード等の外部の決済網が介在する「オープンループ」であるという点です。SUICA等の交通系カードは改札機にタッチする際にFelicaのチップにチャージされた額から運賃を直接引き抜く方式です。他方でオープンループ方式では普通のクレカ等での支払いと同様にカード会社に照会して決済を行います。
当然ながらSUICA等と比較すると決済網との通信や照会処理に時間がかかります。そのため改札はとりあえず通貨させておいて電車に乗車している間に照会を行うなど色々工夫がされているそうです。
メリットですが、外国人訪日客に限らず一時滞在の旅行者には本当に便利です。カードの入手やチャージはもちろん、スマホへのアプリのインストールすら不要です。日常生活で買い物に使っているカードやスマホをそのままタッチすれば改札を通貨出来るため(追記: クレカ等を登録したApple PayやGoogle Pay等スマホ決済も使えます)、特に日本語に不慣れな旅行者にとってこれ以上に易しい方法はちょっと思いつきません。
ただ残念なことに、JR東日本はオープンループの導入に全然乗り気では無いらしいです。VISAタッチの通信規格はNFC-A/Bです。一方で、SUICAなどのICカード(語弊)では、NFC-Fです。このNFC-FはAやBに比べ、値段が高い特徴があります。
日本の鉄道(特にJR東日本)で、NFC-Fが選ばれたのは、その処理速度です。首都圏の大量の通勤客を改札するために、選ばれたところがあります。
つまり、南海では改札の処理速度はある程度妥協するという判断をしたのでしょうか?
もちろん、QRコード式の乗車券よりは遥かに早いので、"ゆいレール(沖縄)"や、"北九州モノレール"よりはストレスを感じませんし、開発時よりも通信速度は向上しているはずですから、そう心配する必要はないかもしれません。
ただ、南海線も、他社(近鉄、大阪メトロ)との直通運転があり、VISAタッチを使える限界が生まれますから、そこはストレスかもしれません。イメージは東海道線で沼津まで行った時にSUICAが使えないイメージです。