「うまい文章を書ける人」は “この3つ” を決してやらない。
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「3つのNG」は以下とのこと。
1. いきなり書き始めてはいけない
2. 形容詞に頼ってはいけない
3.「ない」を使ってはいけない
2と3は文章術ですが、1はコツですね。
こうした「書き方」について、プレジデント誌で何度も特集記事をつくりました。その経験からいえば、「うまい文章」を書けるかどうかは、スキルやテクニックではなく、その仕事をどれだけ理解しているかです。
文章術の講師に話を聞いて、さまざまなフォーマットを紹介したこともあったんですが、いまいち納得感が薄いんですよね。そこで、第一線で活躍するビジネスパーソンに「書き方のコツ」を聞きまくったところ、そのほうがよっぽどタメになる。おもしろい。ただ、「これで解決!」とは謳いづらい。すぐに応用できる(=抽象度が高い)ものではなくなってしまうんです。
この二律背反は、「ひとつの特集でどちらも紹介する」ということで、雑誌としてはクリアしたつもりなのですが、現実にはどうすればいいのか、ということになります。「3つのNG」になぞらえれば、
「テーマや課題が整理できていない」
「数字がともなわず、フワフワしている」
「現状を否定するだけで、建設的な提案になっていない」
ということになります。これらができるのは、いわゆる「仕事のデキる人」ですよね。身も蓋もない言い方ですが、仕事のデキる人であれば、自然と文章もうまいと思います。一流経営者(特に創業社長)が、鋭い言葉をもっているのと同じだと思います。
なお、この記事の筆者は大学生なのですね。このサイトは、学び系のまとめ記事を扱っていて、記事の末尾に「参考」としているようですが、違和感があります。「参考」と書けば、著作権の問題をクリアできるわけではありません。記事には筆者の独自の要素が不可欠です。うちの記事も取り上げてもらって光栄なのですが、アルバイトとして文筆を学ぶのであれば、このサイトは不適切だと思います。文章を書くための基本をわかりやすく説明していますね。
一つ付け加えるとしたら、“読む”ができていれば“書く”ができるということです。よい文章をたくさん読んでいなければよい文章は書けません。教養がなければよい文章は書けません。しかしこのあたりまえがけっこうわかっていない。「わかりやすさが大事だ」
とはいえ、流れるようにするする読めすぎると、流し読みには向いてますが、人を惹きつけることは難しい
わかりやすさを磨いた上で、とっかかりとか違和感をうまくつくれた文こそ、いい文章なんでしょうかね