北陸電力、高効率バイオマス燃料導入 石炭火力に
日本経済新聞
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木材燃料の半炭化とは、植物の繊維であるセルロースのみを均質な300度程度の環境での低酸素加熱で分解して、半炭化(トレファクション)する技術か、圧力容器の中で蒸気による加熱加圧プロセスにより、セルロースを分解するブラックペレットの技術など、目的が同じでも違う技術の総称です。
ブラックペレットは、そのプロセスから、木酢液が、蒸気に混ざってプロセス排水が非常汚れることや、ブラックペレットからも、木酢液成分が雨水によって溶出する問題がありました。
これらの問題に対して、コストを掛けられない経済的なハンディがありましたが、もう背に腹はかえられないとなって、問題に対する対策を打つことで更にコスト高になっても使うことにしたのかなと思います。
つまり屋外に置いて使うとなると、雨水排水の適正処理が必要になるはずです。そのコストを掛けても 使わざるを得ないということかと思います。
今後、半炭化木質燃料は、コスト高でも、電力会社や、産業界で使われていく可能性が高く、複数の半炭化燃料の市場が拡大していくと思います。
欧州でも認知されている半炭化燃料は、日本でも市場価値がようやく出てきた感じです。
利用の増大でコストが下がり、より市場性を持って行くことを期待します。