【直撃】半導体メーカーは「不要」になるのか
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この考え方は危険な気がします。
この方は一流の半導体エンジニアだからこそ、メカとエレキを分けて考えるのかもしれませんが、バリューチェーンの川上と川下に価値の軸が移って行きつつある中で、テスラやアップルが、半導体や電池を内製化して川上に進出するのは自然ですし、逆にセンサーを持っているソニーが電気自動車を作り川下に降りてくるのも自然です。
私は将来的にはアップル、テスラ、ソニーが同じ市場で戦うことになると考えています。
注目のコメント
技術のことはよくわかりませんが、最近のWSJではアップルだけでなくAmazon やGoogleまで③の思考半導体の内製化に進んでいると報道されています。そもそも顧客が大型化するにつれ、そうした傾向は広まってもおかしくないでしょう。日の丸半導体最後の生き残り、ぜひ頑張ってほしいものです。
https://www.wsj.com/articles/chip-giants-intel-and-nvidia-face-new-threats-from-amazon-to-google-to-apple-11608460201?mod=searchresults_pos1&page=1用途、顧客ごとにカスタマイズされたソリューションとして提供する事をますます求められる半導体メーカーと、それを極めるため自ら半導体を内製するユーザー側、というトレンド。
もっといえば、テクノロジーは過去数十年のチップ、OS、アプリ、ハードといったパーツ毎にドミナントしていく水平統合プレイから、産業・用途毎に特化してパフォーマンスを最大化する垂直統合へとパラダイムシフトしている。私も取材しましたが、今期の業績が好調な理由が気になってたまりませんでしたが、2、3年前から受注金額の絶対額よりも、質にこだわったことが一因だそうです。
つまり、お客さんの成長性や、単にスペックを指定されて物を収めるだけのモノ売りタイプのビジネスよりも、お客さんと一緒にまっさらのキャンバスを一緒に描くタイプのソリューションタイプの受注かどうか。
それが売り上げや利益という花として開きつつあり、今の業績を底座さえしているそうです。
今回のインタビューの後半に登場する「自分の食い扶持を奪われる」オープン戦略には、「肉を切らせて骨を断つ」と言わんばかりの、目先の売り上げと利益という日本の呪縛=PL思考から脱却し、ファイナンス思考へと脱皮する意気込みの一端を垣間見ました。