ルーツは在日、国籍は日本の私 両方に壁を感じながら、多文化を生きる
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東京上野御徒町で、日本最古の焼肉ホルモン料理屋『とらじ亭』を経営する4代目店主の音羽(帰化済み)と申します。
話中の『まるきん』さんや『第一物産』さんには、先代共々よくお世話になっておりました。
『まるきん』さんのキムチは都内の超有名焼肉店のキムチにも使われていたりします。
金村さんの実体験に基づく経験は、私も10代の頃に経験したことです。
自分は『何者』なのか?
そんな問いに苦悩し、怒り、泣いてしまった経験もあります。
現在、帰化を強く責められた時代に取り残された『両親の離婚』に立ち会っています。
普通の日本人や朝鮮人の方々とは、比べ物にならないほどの複雑さで、先人達が勝ち取った『権利』とやらに苦しめられる事もあるんだと、ますますこの『在日』という奇妙な国籍に笑ってしまう事も。
私自身は『映画GO』の内容に酷似するような青い時代もありながらも、下町の中年のおじさんになった今、精神状態は非常に『ニュートラル』です。
現在、『焼肉ヤクザ』などとふざけたキャラクターで活動していますが、それはただのキャラクターの名前であるものの、私や先代達が実際に体験した悲劇の部分を面白おかしく喜劇にして見せようという想いもあるのかもしれません。
昭和から平成、平成から令和になり、時代は確実に変わりました。
『元在日』だからこそ、既成概念に捉われず、情報の一つ一つに疑問を持てるニュートラルな存在で在れるのだと思い、最近は随分と得した気分です笑
しかし、最近父親がアル中を拗らせて精神病院に入ったのですが、ここまで在日を取り上げた映画と、実体験が酷似していると、益々我が人生ながら笑いが込み上げてきます。
少なくとも、私の孫の世代には、その笑いに孤独感のないことを切に願うと共に、『焼肉ホルモン料理という文化』をこの日本に遺して、この国で生かされた恩返しをしたいという所存です。
以上とても良い記事ですね。在日コリアンの歴史や背景がなかなかフォーカスされず、ただ単に差別してはいけないというメッセージを届けようとしてもなかなか届かないものだと思います。
私は日本に来て9年で、ニューカマーの一人です。私は自分の意思で日本に住もうと決めたからこそ、「ルーツは在日、国籍は日本」の方々と、「ルーツは在日、国籍は韓国」の方々の葛藤や悩みを深く理解することは難しいかもしれません。けれど、もっと知りたいですし、もっとお話が聞きたいです。
多文化が共存し、どんな人でも楽しく生きれる日本社会を願っております。そして私でよければ私もその活動にぜひご参加したいです。