マヂカルラブリーは「漫才」王者と言えるのか

コメント

注目のコメント

• 中村 伊知哉

  iU（情報経営イノベーション専門職大学） 学長

  ・2020年12月23日

  「マヂカルラブリーが漫才ではないとしたら、ボケが一人何役もこなす霜降り明星や、二人ともコントインするサンドウィッチマン・NON STYLEなどはもっと漫才ではないということになってしまう。」
  
  決勝終了後、かまいたちが、M1はセンターマイク１本で一番笑わせる人が勝つ漫才の大会と評していた。賛同する。
  漫才には掛け合い型とコント型など色んな類型がある。ミルクボーイ、和牛、銀シャリ、ジャルジャル、とろサーモン、スーマラ、ミキなどこの数年の上位組は正統な掛け合いで、見取り図はその流れを組む。
  一方、マヂカルラブリーもおいでやすこがも、コントではない掛け合いだが、ボケの表現が、かたやジェスチャーしまくりで、かたや歌いまくり。ボケまくりに対しツッコミしまくるが、コミュニケーションが成立しないズレで笑う。霜降りと同種。ボケ型が言葉でないだけで、立派な漫才である。
  そんなことを考えさせてくれたM1に感謝します。