コロナのおかげで大学中退者が減少、なぜなのか AI活用で遠隔授業は「学習の楽園」にもなり得る
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一時期は
・コロナの影響で休学・退学を考えている学生多数!
・対面講義を再開しない大学!
という論調の記事が多かったように思いますが、様々な視点での分析が必要だと思い知らされる記事。大学にいっていない一因にはいろいろとあるかもしれませんが、大学に行かずに学べる環境が整ったことで、中退の必要性がなくなったのかもしれません。また、大学に行くことでぼっちが実感されることがなくなるし、孤独感を実感することもなくなったからかと。
遠隔講義になることで、学ぶことに集中できることは確かかと。
友達に会いに行く手段としての講義(私も大学時代、4の倍数の人数がそろうと教室から出ていくような時期もありましたが)というのもあります。この点では、大学に行かせないのか!の意図もわかります。ただ、学ぶということにフォーカスしているのが遠隔講義ですので、学ぶ意欲に欠ける人にはつらいかもしれません。同じく、講義する手法を学ぶ意欲に欠ける教員もつらかったと思います。
私が行っているオンラインでのアクティブラーニングの講義は、非常に好意的に捉えられていたのは確かで、1年生のリアルコミュニケーションの代替としての役割を果たしていたのだな、と学生による授業評価では実感します。遠隔講義が一般化されたことで、以前取り組んで多少緩めた反転授業が実現する土壌が整った気がします。学習の楽園になるのはありがたい限りです。
進路変更などの退学理由については、やはり高校時代の進路指導がミスマッチを生んでいるのでは?と感じるところもあります。理系の大学にいますと、理系の科目が得意、というだけで薦められて来た学生が、モチベーション落としているケースも見てきています。