インド、コロナ感染者１０００万人超 米に次いで２カ国目

コメント

注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2020年12月21日

  インドのこれまでの感染のピークは9月で、その頃は1日の感染者確認数は、10万人に迫っていました。今は、1日3万人程度です。
  　しかし、インドは間もなく第2波を迎えるのではないかという懸念が広くあります。ヨーロッパ諸国にも来たのですから、インドにも来る、と予想する人は多いです。アフリカの南アフリカやナイジェリアも、12月になってから第2波が来た観があります。
  　インドは、複雑な国です。新型コロナウィルスの死者や感染者にしても実際には把握されていない人数の方がはるかに多いでしょう。また、インドは毎年他の感染症での死者も多く、結核でも毎年50万人が亡くなっています。
  　製薬大国のインドではありますが、人口に比して病院や医師の数は非常に不足しています。新型コロナウィルスばかりに対処するわけにもいかず、限られた医療資源をそこまで割くことができない、というジレンマがあります。
• 枩村 秀樹

  日本総合研究所 理事

  ・2020年12月21日

  アジアのなかでインドは死亡率が高い方ですが、それでも人口比でみた死亡者数は中東諸国の半分以下です。ユーラシア大陸でみると、東から西に行くほど死亡率が上昇しているようです。
• 伊藤 陸人

  東京外国語大学 国際社会学部 ヒンディー語

  ・2020年12月21日

  ただ、インドでは世界最大のワクチン製造会社のSerum Institute of IndiaやBharat Biotechがインド独自の会社がワクチンを申請している。ファイザーを含めた3社が数週間内で認可される見込み。インド2社のワクチンは廉価で途上国に輸出する予定。世界のワクチン格差を是正するインド独自のワクチン外交が来年には出発するでしょう。